フジ改編は集中編成 ポイントは週末のバラエティーと月曜日のドラマ

[ 2021年9月6日 12:00 ]

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 フジテレビは6日、10月改編記者発表会を行い、この秋の番組改編の骨子を発表した。

 今回の同局の改編のテーマは「家族そろってフジテレビ~!DEEPなテレビ体験を~」。今回の改編率は全日(午前6時~深夜0時・5・7%、ゴールデン帯23・3%、プライム帯24・3%となった。全日は2016年以降ではもっとも低い数字で、GP帯は2020年10月期、今年4月期と同等の数字となった。

 同局の中村百合子編成部長は「一人でも多くの視聴者の皆さまに家族そろってテレビを見て頂きたい。思いっきり感情をが動く体験をテレビでしていきたいという思いを込めました。『熱狂的な番組コンテンツで日本中の心を揺り動かす』ことをここから始めていきたい。『フジテレビってやっぱり楽しい』そう思っていただけましたら、視聴者の日常にフジテレビがしっかりと根付き、テレビの積極視聴につなげられると思います」と編成方針を明かした。

 集中編成として改編のポイントは2つ。1つ目は「週末は家族そろってフジテレビで笑う体験を」として、金曜・土曜を再編成。「笑いの土曜日」をコンセプトに「芸能人が本気で考えた!ドッキリGP」を現在の午後8時から1時間前倒しで午後7時枠に。中村編成部長は「土曜日ゴールデンタイムのスタートダッシュを図りたい」とした。午後8時には金曜日午後8時に放送されている「新しいカギ」が枠移動。枠移動することで「親子視聴者が増え、番組のさらなる飛躍が見込めると判断した」(中村編成部長)と説明した。2番組に続く、「土曜プレミアム」枠でもさらなる大型バラエティーを編成していくとし、3枠でのトータル戦略、縦流れを強化していく。

 さらに、金曜午後8時には「ハライチ」澤部佑(35)がMCを務める新バラエティー「爆買い☆スター恩返し」をレギュラー化する。「金曜・土曜の夜はフジテレビで笑いでどっぷりと浸っていただきたい」(中村編成部長)とアピールした。

 2つ目は「月曜日の夜は、家族そろってドラマチックな体験を」として「ドラマの沼にハマっていただきたい」とアピール。月曜10時に関西テレビ制作の新ドラマ枠が誕生し、「月9」「月10」のドラマ2段編成となる。。10月からは窪田正孝(33)主演の人気ドラマの続編“月9”「ラジエーションハウス2」から綾野剛(39)主演の新ドラマ“月10”「アバランチ」へと流れる。中村編成部長は「月曜日はドラマ2本立てをキャッチーに、思いっきりディープに浸っていただける番組をお送りします」と力を込めた。

 これに伴い、現在、同枠では関西テレビが制作する「所JAPAN」を放送しており、こちらが火曜9時に移行する。MCの所ジョージ(66)、レギュラーパネラーの佐々木希(33)も変わらない。

 新ドラマとして「月9」「月10」のほか、江口のりこ(41)主演の木曜ドラマ「SUPER RICH」(木曜後10・00)、神尾楓珠(22)主演の土ドラ「顔だけ先生」(土曜後11・40)がスタートする。

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2021年9月6日のニュース