OBC仁鶴さん追悼番組で懐かしの音源放送 本人が語った「どんなんかな~」誕生の瞬間

[ 2021年9月6日 06:00 ]

落語家の笑福亭仁鶴さん
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 8月17日に骨髄異形成症候群のため84歳で亡くなった笑福亭仁鶴さんの追悼番組がラジオ大阪(OBC)で5日深夜に放送され、37歳当時の高座など貴重な音源がよみがえった。

 ラジオ番組での超高速はがき紹介などで若者に人気となった仁鶴さん。そこからテレビへと進出し、大スターへと駆け上がった。最初のラジオ出演はOBCで、その後、同局の番組「オーサカ・オールナイト 夜明けまでご一緒に」のパーソナリティーに抜てきされ、ブレーク。この日の放送では2012年に放送された仁鶴さんの50周年を祝う同局特番で、本人がオーサカ・オールナイトについて語るインタビューも紹介された。

 仁鶴さんは「3時間番組。1人で話すところから始まった。この仁鶴なる新人がラジオで何を口走るか分からんと、最初はディレクターが監視役で前に座ってくれてた。ひと月ほどしたら、まあムチャ言わんやろう、とお分かりいただいたみたい」と回想した。その後は人気番組へと上りつめ、「はがきの数がものすごく来ましたね。何千枚と来たんやから」と語り、胸は痛むが取り上げるはがきを厳選せざるを得なかったと吐露。「次のはがきはどんなんかな、どんなんかな…言うてるうちに、節がついて“どんなんかな~”が生まれた」と自身の代表的ギャグ誕生について振り返っていた。

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2021年9月6日のニュース