田崎史郎氏 菅首相めぐる安倍前首相とのやりとり明かす「安倍さんいわく“自分は2回辞めたから…”」

[ 2021年9月6日 13:22 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が6日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。菅義偉首相(72)が3日に自民党総裁選(17日告示、29日投開票)に立候補せず、再選を断念する考えを党臨時役員会で示したことに言及した。

 新型コロナウイルス感染対策や総裁選前の異例の党役員人事への批判が噴出し、次期衆院選を前に求心力を急速に失い、菅政権は就任から約1年で幕引きとなる。首相は「首相となって1年、コロナ対策を中心とする課題に全力で取り組んできた。コロナ対策と総裁選の選挙活動には莫大なエネルギーが必要であり、両立できない。コロナ感染防止に専念したいと判断した」と語った。

 田崎氏は「(菅首相は)不出馬を決めた後、その日、金曜日の昼過ぎに総務大臣の武田良太さんと会っているんですね。その武田良太さんに菅総理は“戦う気力がなくなった”と言われたんです。いろいろなことが重なる中で、戦うという気持ちでいながら気持ちがなえてしまった」と自身の取材したことを交えて解説。そして「僕はその後、安倍(晋三前首相)さんとちょっと話したんですけど、安倍さんいわく“自分は2回辞めたから分かるんだけど、総理大臣というポストは気力がなくなると出来ないもんなんだよ”と」と安倍前首相とのやりとりを明かした。

 MCのタレント・恵俊彰(56)が「何事も気力がないとできない気がしますけども、とりわけ総理大臣は気力が」と話すと、「とりわけ総理大臣はいろんな批判が来るじゃないですか。それに対して戦う気持ちをなくすと崩れてちゃうんですよね」と説明していた。

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2021年9月6日のニュース