八代英輝氏 酒類提供を巡る西村大臣の一連の対応に「卸しを使った締め上げは6月に始まっていた」

[ 2021年7月15日 13:19 ]

八代英輝弁護士
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 弁護士の八代英輝氏(57)が15日、コメンテーターを務めるTBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。酒類の提供停止の要請に応じない飲食店に対する関係業界を通じた一連の政策の混乱について言及した。

 西村康稔経済再生担当相は8日、金融機関やメディア、酒類販売事業者の3者を通じて飲食店に政府の要請を順守するよう働き掛けると表明。だが金融機関への要請は9日、酒類販売事業者への要請は13日にそれぞれ撤回した。酒類販売事業者向け支援金の給付要件として、酒類提供をやめない飲食店との取引停止を求めた都道府県向けの文書は6月に出しており、14日に急きょ廃止した。

 八代氏は、酒類提供をやめない飲食店との取引停止を求めた都道府県向けの文書は6月に出していたことを指摘し「“お上の言うことを聞いてくれない飲食店とは絶交してね”っていうことを、それを自治体を通じてしようとしていたということが今回の件を通して明らかになったわけですよね」と言い、「今回、西村大臣がパネルを使っていろいろ説明しました。金融機関を使って、それから卸し業者を使って、そしてメディアを使ってっていうのもやろうとしていました。それが明らかになりましたけれど、実際は卸しを使った締め上げは6月に始まっていたってこと」と指摘した。

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2021年7月15日のニュース