飯豊まりえ 記憶力勝負の一発撮りでも「うまそう」「いい表情する」の絶賛の声

[ 2021年7月15日 17:00 ]

実においしそうな表情で料理のおいしさを伝えている飯豊まりえ
Photo By 提供写真

 女優の飯豊まりえ(23)がテレビ東京ドラマ「ひねくれ女のボッチ飯」(木曜深夜1・00)で、人付き合いが苦手で友達がおらず、独りぼっちで食事を堪能する主人公を好演している。「“ボッチ飯”は食に対して貪欲になれるからオススメ。私も一人で定食屋さんに週5回通ったことがあるぐらい」と明かす。

 撮影では連日、記憶力と胃袋と戦ってきた。「食べるシーンが長いんです。撮影が長い時は10時間。台本で10ページぐらいあって、これを綿密に打ち合わせた上で一発で撮るので記憶力の勝負でした」と振り返る。

 主人公が訪れる店は実在する飲食店で、メニューも本物。そのおいしさを伝えるセリフは後から吹き込む「心の声」のため、飯豊はセリフや料理を咀嚼(そしゃく)する時間、食べる順番などを全て頭に入れた上で、できたての料理を食べるという撮影に臨んできた。

 失敗が許されない一発撮り。NGを出せば食べ直しとなった。撮影現場を指揮してきた共同テレビの菊池武博プロデューサーは「食事シーンのモノローグ(心の声)は見事なまでに映像とシンクロしていた」と大絶賛。飯豊は料理を味わいながら記憶を頼りに緊迫する撮影に臨むものの、硬くならず余裕のある演技を披露。おいしさを表情で存分に伝えており、深夜の視聴者の目をクギ付けにしている。

 実際に視聴者からは「うまそう」「いい表情するなあ」などと絶賛の声が続出。同局の川村庄子プロデューサーは「飯豊さんが信じられないほど大きな肉を一口で食べるという超痛快カットがあるのですが、これが楽しそうでおいしそうでたまりません」と明かす。

 飯豊はコロナ下のプライベートで京都の店からパスタを取り寄せるなど「自粛の時は食べることが楽しみでした」と振り返る。そんなタイミングでの出演依頼に満面の笑みとなったのは間違いない。「ドラマを通じて改めて“食べることって一番、生きる基本だね”と思ってもらえれば」。豊かな表情がドラマの味わいを深めている。

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