橋下徹氏 IOC「緊急事態宣言下でも五輪開催」発言をバッサリ「日本人の国民性を全く分かってない」

[ 2021年5月23日 19:47 ]

橋下徹氏
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 元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(51)が23日、フジテレビ「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)にリモート出演。国際オリンピック委員会(IOC)の副会長で、東京五輪の準備状況を監督する調整委員会のジョン・コーツ委員長(71=オーストラリア)が、緊急事態宣言下でも大会を開催すると断言したことに「納得できない」と不快感を示した。

 コーツ氏の発言に対しては、日本の国民感情を逆なでしているとして反発の声が相次いでいるが、橋下氏も「まったく納得できませんね」とキッパリ。「オリンピックだけやって民間事業の方は全部営業止められると。これは納得できませんし、医療状況の逼迫性も度外視した形でやるっていうのは、僕も納得できません」と“五輪だけは特別”というIOCの考えに異を唱えた。

 そして「いろいろな諸条件を整備したうえで何とかオリンピックをやっていくことは模索してもらいたい」としたうえで、一番大事にしなければならないのは国民感情であると力説。「重要なのは国民感情ですよ。国家、国民挙げての祝典なので、みんなが気分良くオリンピックをやらないと成り立たないと思うのに、コーツさんもバッハさんも、何なんですかね、この人は。日本人の国民性を全く分かってないと思います」と話した。

 橋下氏はまた、新型コロナウイルスの感染状況によって「どう考えても(東京五輪が)できないラインがあるはず」とし、「そのできないラインをしっかり示すのが政治の役割。それを示したうえで、そうならないようにしっかりやっていきますっていうメッセージの出し方が重要だと思う」と話していた。

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2021年5月23日のニュース