吉村知事「過料科す最終段階」 大阪府下の休業要請、飲酒提供禁止に応じぬ13店舗に対して強い姿勢

[ 2021年5月13日 16:12 ]

 大阪府・吉村洋文知事は13日、府庁で囲み取材に応じ、新型コロナウイルス感染拡大抑止のための緊急事態宣言において、休業要請、飲酒提供禁止に応じていない府下13店舗に対して、過料を科す最終段階に入ったことを明かした。

 大阪・新世界で「飲み放題」などと掲げ、酒類の提供を続けている飲食店に対して「見回り隊」が調査し、府の要請に応じていない店舗には個別の実地調査を行い、文書で通知。それでも応じない店舗が13店あるという。

 吉村知事は「専門家の意見を聞いて営業時間の短縮などの命令を出す。それでも応じない店舗には過料の措置を採る。手続きに着手する最終段階に入ってます。知事として最大の権限。本来ならもっと厳しく。海外なら何百万円も」と強い姿勢で臨む構えだ。
 「現在も医療従事者の方が目の前の患者さんを救おうと頑張ってる。もし、(飲酒者が)陽性となったら、病院で治療を受けるでしょ。おかしい」と説明。「多くの店舗は守ってくれている。守ってない店舗だけが売り上げを伸ばしているのは…」と苦言を呈した。また、現在のような有事における私権制限について「国会議員はタブー視して逃げてる」と特別措置の必要性を訴えた。

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2021年5月13日のニュース