去勢抵抗性前立腺がんとは…進行を抑える目的で治療 西郷輝彦、進行度はステージ4

[ 2021年5月13日 05:30 ]

西郷輝彦
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 俳優の西郷輝彦(74)が、日本では未承認のがんの最先端治療を受けるため4月末にオーストラリア・シドニーに渡航したことを12日、所属事務所を通じて発表した。

 西郷によると、診断されたのは去勢抵抗性前立腺がんで、進行度はステージ4。昨秋に受けたがん健診で、PSA(前立腺特異抗原)というタンパク質の数値が上がっていたため発覚した。西郷は11年に前立腺がんを患い、手術を受けて患部を摘出。17年に再発した際は、放射線と抗がん剤による治療を受けた。

 主治医と相談し、現在の日本では未承認の治療をシドニーで受けることを決めた。4月初めにシドニーの病院とリモート会議を行い、治療方針を決定する。

 ▽去勢抵抗性前立腺がん 前立腺は精液の一部を作る男性だけにある臓器で、前立腺がんに対してはホルモン治療が一般的。しかし治療によって男性ホルモンが低く抑えられているにもかかわらず、前立腺がんが増殖している状態のことを示す。現在の治療では治すことは不可能で、進行を抑える目的で治療が進められる。

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2021年5月13日のニュース