藤井聡太棋聖への挑戦者は渡辺王将に決定 永瀬王座に逆転勝ち、5番勝負で昨年の雪辱へ!

[ 2021年4月30日 19:54 ]

初手を指す渡辺王将(日本将棋連盟提供)
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 藤井聡太棋聖(18)=王位との2冠=への挑戦者を決める将棋の棋聖戦決勝トーナメントは30日、東京都渋谷区の将棋会館で決勝が行われ、先手の前棋聖・渡辺明王将(37)=名人、棋王との3冠=永瀬拓矢王座(28)に逆転勝ちし、6月開幕の5番勝負進出を決めた。

 1~3月の第70期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)と同じ顔合わせとなった決勝。過去の対戦成績は渡辺が15勝5敗(2千日手)と圧倒していたが、この日は永瀬の指し回しの前に終盤まで大苦戦。しかし丁寧な受けで粘り、最後に逆転した。

 これで棋聖戦5番勝負は2年連続して藤井と対戦。日本中が注目した昨年は1勝3敗で失冠しており、今回は雪辱を期す。

 渡辺王将の話 序盤で失敗し、粘る方針も徐々に悪くなってしまった。(勝利の実感は)一時苦しかったので、その辺の実感は湧かない。(藤井との5番勝負は)注目度の高いタイトル戦になるので、張り切って臨みたい。

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2021年4月30日のニュース