大河「青天を衝け」演出・黒崎博氏 草なぎ剛は「振れ幅が大きい」

[ 2021年4月30日 11:47 ]

NHK大河ドラマ「青天を衝け」で徳川慶喜を演じる草なぎ剛(C)NHK
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 NHK大河ドラマ「青天を衝け」のチーフ演出・黒崎博氏が30日、リモートで合同取材会を行った。

 黒崎氏は徳川慶喜役の俳優・草なぎ剛(46)について「振れ幅が大きい。こんなに振れ幅の大きい人に会ったことがない」と指摘。慶喜の将軍としての「凛としたたたずまい」と、側近・平岡円四郎(堤真一)と会話している時の「何でもない笑い」に大きなギャップがあるという。

 黒崎氏は「慶喜は一色ではない。いろんな面が潜んでいる。どれも、うそではなく本音。それが実際の草なぎと重なっているようで、楽しんで撮っている」と語った。

 草なぎはスポニチアネックスの取材に慶喜役について「僕の人生においても大きな物になると思う。人生賭けてやっています」と胸の内を明かしている。

 また、黒崎氏はナビゲーター役の徳川家康(北大路欣也)の今後に関して言及。物語では家康が築いた江戸幕府がいずれ幕を閉じるが「どうしたらいいかと思っている」と登場継続を検討していることを明かした。

 家康のナビゲーター役は脚本の大森美香氏の発案。出演依頼を受けた北大路は当初「よく分からない」と戸惑った様子だったそうだが、視聴者の好評もあり、現在では「次はどうしたらいいの?」と意欲を示しているという。

 黒崎氏は「引くに引けないと思っている。栄一(吉沢亮)を最後まで見守ってほしい」と話した。

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2021年4月30日のニュース