名作ホラー漫画「アウターゾーン」舞台化が再始動

[ 2021年4月30日 16:00 ]

“2・2次元舞台”となる怪奇漫画「アウターゾーン」
Photo By 提供写真

 新型コロナウイルスの感染拡大で、昨年5月の開演目前に延期が決まった怪奇漫画「アウターゾーン」の舞台が上演に向けて動き始めた。年末に都内で3日間6公演の上演を目指し、30日午後9時からクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で資金を募る。

 「アウターゾーン」は週刊少年ジャンプ(集英社)で1991~94年に連載。謎の美女ミザリイを案内人に、ホラーやオカルト、SFなどの不思議な世界がオムニバス形式で描かれた。当時のジャンプには珍しい作風で、今も根強いファンが多い。作者の光原伸さんは「連載開始から30年経ちますが、こういう企画をしていただけるのはありがたい。コロナ禍で長らく延期になっていますが、どのような舞台になるか、私も期待しています」とコメント。

 「2・2次元」と銘打たれた舞台。アニメや漫画など「2次元」の創作物を原作として、生身の「3次元」の俳優が演じる舞台作品は「2・5次元」と呼ばれることが多いが、今作は「より2次元に近い」との思いを込めた。背景にアウターゾーンの漫画のコマを動画として流し、俳優が絵の動きに合わせて声をあてるなど、異色の演出が施される。

 舞台を主宰する「Domix」は2013年ごろから漫画のコマ絵を連続した動画で見せる「モーションコミック」を製作。さらにモーションコミックに役者が声をあてる上映会を開催するなどして、徐々に今のスタイルを作り上げてきた。

 「Domix」代表で「交通事故鑑定人 環倫一郎」などの代表作がある漫画家・樹崎聖さんは「俳優は絵の動きに合わせて声をあて、演技するので大変だと思いますが、その分いろんな表現ができる」と話す。模索を続ける新たな漫画表現の形でもある。10回目の大規模イベントとなった2019年には「交通事故鑑定人 環倫一郎」を題材に漫画動画と役者の生演技が融合させた舞台を上演した。観劇者からは「新しいエンタメ」と驚きの声が上がった。

 樹崎さんは今作のアウターゾーンをもって「Domix」の一線から退く意向で「僕よりも若い才能に任せたい」と話している。自身も同誌で「ハードラック」「とびっきり!」などを連載し、「アウターゾーン」の光原さんとは作品を手伝いあったこともある仲。「感染状況次第の部分が大きく、開催劇場も時期もハッキリは言えません。でも、キャストもスタッフも1人も欠けることなく、何とか開催して成功させたいと頑張っている」と意気込んでいる。

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