元乃木坂46「ひめたん」自伝発売 心理カウンセラーとして「気持ちに寄り添えたら」

[ 2021年4月30日 05:30 ]

元乃木坂46で、現在心理カウンセラーの中元日芽香さん
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 元乃木坂46で、現在心理カウンセラーとして注目を集める中元日芽香さん(25)の自伝「ありがとう、わたし 乃木坂46を卒業して、心理カウンセラーになるまで」(文芸春秋)が6月22日に発売される。

 2011年に乃木坂46の1期生オーディションに合格し、アンダーメンバーのセンターとして活躍。ファンの間では「ひめたん」の愛称で親しまれていたが、当時過食症や不眠症に悩まされ、適応障害と診断。17年に活動休止し、同年卒業を発表。その後心理カウンセラーとして、かつての自分のように苦しんでいる人たちと向き合っている。「ひめたん」の今の姿を垣間見ることができる、ファン待望の一冊となりそうだ。中元さんは「全編通して前向きな気持ちで執筆しました。読んでくださった方が少しでも前向きになってもらえたらこれもまたうれしいです」とコメントした。

 グループ卒業後、認知行動療法やカウンセリング学などを学び、18年から心理カウンセラーとしての活動を開始した。同12月にはカウンセリングサロン「モニカと私」を開設。さまざまな事情で家から出られない、内緒で通いたい人などに配慮し、テレビ通話を通じてカウンセリングを行っている。

 人の心に寄り添う心理カウンセラーは、今必要とされる職業ではあるものの、いまだ社会的な立場は確立されきっていない。いばらの道ではあるが中元さんは「カウンセリングがもっと世の中になじんで、必要としている方に“悩んだ時はカウンセラーに相談するという手段もあるんだ”と伝えられるよう、アプローチできるといいなと思います。カウンセラーになってからの実務経験はまだまだ浅いですが、これからも日々のお仕事と丁寧に向き合います」と目標を語った。

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2021年4月30日のニュース