古市憲寿氏 現在のコロナのピリピリムードに「目的と手段をはき違えてませんか」

[ 2021年2月18日 10:16 ]

フジテレビ社屋
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 社会学者の古市憲寿氏(35)が18日、フジテレビ「とくダネ!」(月~金曜前8・00)に出演。東京都の17日の新型コロナウイルスの感染者が378人だったことに言及した。

 直近7日間で平均した1日当たりの人数は353・6人に微減。入院患者は前日から91人減の2232人、重症者は5人減の87人。60代~100歳以上の男女19人の死亡が報告された。7日間平均で示す陽性率は4・2%。都内の感染者数は減少傾向が続いている一方で、重症化リスクの高い高齢者層の占める割合が増加し、1日当たりの死亡発表は2桁の日が目立つ。

 小倉智昭キャスター(73)が「世の中、感染者がだいぶ減ってきて、ワクチンの接種も始まった。何となく緩むような状況っていうのが周りにありますよね」と話すと、古市氏は「緩んでいいと思うんですよ。だって感染者が減っていてワクチンも始まって、われわれの目標は経済を抑え込んでみんながお互いのことを自粛して観察し合って世の中の空気をピリピリさせることではなくて、単純にただ1点コロナの感染者が減ればいいわけです。今それが実現されつつあるのに、まだピリピリしているのは皆さん、目的と手段をはき違えてませんかって思いますね」と自身の考えを述べた。これに対し、小倉氏は「緩まれると困るから緊急事態宣言はまだ解除にならないんだと思う」と話していた。

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