中日・平田、球界の将棋王初代“球王”に就位!巨人・丸との決勝戦棋譜公開

[ 2020年12月23日 13:11 ]

プロ野球最強将棋王決定戦決勝を前に笑顔でガッツポーズする中日・平田(左)と巨人・丸(右)
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 プロ野球選手で最強の“将棋王”を決める「プロ野球最強将棋王決定戦」(スポーツニッポン新聞社、ドワンゴ主催)が20日、東京・越中島のスポニチ東京本社で行われた。日本プロ野球選手会協力のもと巨人・丸佳浩外野手(30)、中日・平田良介外野手(32)、ロッテ・安田尚憲内野手(21)、阪神・斎藤友貴哉投手(25)の4選手がエントリー。対局の模様はニコニコ生放送で「プロ野球×将棋特番」と題して生配信された。現役プロ野球選手の“ガチ対局”の解説は、渡辺明王将(名人、棋王との3冠)、久保利明九段、室谷由紀女流三段の超豪華メンバーが務め、大いに盛り上がった。

 丸VS平田の顔合わせとなった決勝。セ・リーグを代表する強打者による顔合わせに、ニコ生視聴者も大興奮し画面はコメントで埋め尽くされた。先手番となった平田が選んだ戦型は三間飛車。後手番の丸は6三銀型に構え、振り飛車対居飛車の対抗型となった。序盤は平田が主導権を握る展開に。丸も打席に立つかのごとく真剣な表情で中盤に相手の飛車を討ち取り応戦したが、最後はミスが響いて平田が優勝した。

 初代「球王」に輝いた中日の主砲は「どっちが勝ってもおかしくなかった」と喜びをかみしめていた。

 《決勝戦指し手》
 【平田】  【丸】
(1)▲7六歩  (2)△3四歩
(3)▲6六歩  (4)△3二金
(5)▲7八銀  (6)△4二銀
(7)▲6七銀  (8)△7二銀
(9)▲7五歩  (10)△6四歩
(11)▲7八飛  (12)△6三銀
(13)▲4八玉  (14)△4一玉
(15)▲3八銀  (16)△7二飛
(17)▲7六銀  (18)△1四歩
(19)▲1六歩  (20)△6二金
(21)▲3九玉  (22)△9四歩
(23)▲9六歩  (24)△8四歩
(25)▲8六歩  (26)△5四銀
(27)▲7七桂  (28)△6六角
(29)▲5八金左 (30)△2二角
(31)▲2八玉  (32)△6三金
(33)▲8五歩  (34)△7四歩
(35)▲8四歩  (36)△7五歩
(37)▲8三歩成 (38)△7一飛
(39)▲7二歩打 (40)△7六歩
(41)▲7一歩成 (42)△3一金
(43)▲8五桂  (44)△8七銀打
(45)▲6一飛打 (46)△5一銀
(47)▲2二角成 (48)△同 金
(49)▲7九飛  (50)△6二金
(51)▲6六角打 (52)△3三角打
(53)▲8四角  (54)△6一金
(55)▲同 と  (56)△4二銀
(57)▲6二角成 (58)△7七歩成
(59)▲5一と  (60)△同 銀
(61)▲5三馬  (62)△5五飛打
(63)▲3一金打

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2020年12月23日のニュース