若狭勝氏 安倍前首相の“疑惑”説明に「また虚偽答弁をすることも考えられる」

[ 2020年12月23日 12:07 ]

若狭勝弁護士
Photo By スポニチ

 元東京地検特捜部副部長で衆院議員の経験もある若狭勝弁護士(63)が23日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に出演。安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前日に主催した夕食会の費用補てん問題で、東京地検特捜部の21日の事情聴取に対し、安倍氏が補てんを「知らなかった」と説明したとみられることについて言及した。

 特捜部は、不正への関与の程度は低いとして、近く不起訴処分にする方向で上級庁と調整に入った。後援会の政治資金収支報告書に夕食会の収支が記載されておらず、政治資金規正法違反(不記載)の罪で後援会代表の公設第1秘書を略式起訴し、年内に捜査を終結させる見通し。立憲民主など野党4党の国対委員長は23日に国会内で会談し、特捜部から事情聴取を受けた安倍前首相の衆参両院予算委員会での証人喚問を引き続き与党側に求める方針で一致。鶏卵生産業者元代表からの現金受領疑惑が浮上し衆院議員を辞職した吉川貴盛元農相についても、国会での説明を求めていくことを確認した。

 若狭氏は、安倍前首相の説明責任について「国会で虚偽答弁としたっていうのは国民に対して虚偽答弁をしたということ。政治責任は非常に重い。また虚偽答弁したということで今回、国会で弁明するということであるとすれば、また虚偽答弁をすることも考えられるので証人喚問で、偽証罪のもとで喚問しないと国民は納得しないということはあり得ると思う」と自身の見解を述べた。

続きを表示

2020年12月23日のニュース