「YOASOBI」紅白でTV初歌唱!CD未発売で超異例“最大の目玉”今年最大ヒット曲「夜に駆ける」

[ 2020年12月23日 05:31 ]

YOASOBIのikura(左)とAyase
Photo By 提供写真

 今年最大のヒット曲「夜に駆ける」を歌っている男女2人組「YOASOBI」が、大みそかの「第71回NHK紅白歌合戦」(後7・30)に初出場することが22日、分かった。紅組歌手として近く追加発表される。CDを発売していないアーティストの出場は異例中の異例。テレビでの初パフォーマンスとなるだけに、最大の目玉となりそうだ。

 コロナ禍でブレークしたデビューわずか1年の新人が今年の紅白の主役に躍り出た。

 テレビでのパフォーマンスは収録を含め、今回が初めて。紅白を「初めて歌う場」とするのは、18年の米津玄師(29)に続く2組目となる。番組制作チームは先月16日の出場歌手発表以降もラブコールを送り続け「テレビ経験のない2人を関係者を通じて粘り強く説得した」(番組関係者)。

 関係者によると、歌唱曲は「夜に駆ける」。CDセールスやダウンロード数、ラジオ再生回数など、8つの指標をもとにランク付けをしているビルボードジャパンの年間ソングチャートで1位となった歌だ。

 紅白ではボーカルのikura(20)が歌う横に、コンポーザー(音楽制作者)のAyase(26)が演奏で加わるという。同ユニットはコロナ禍でライブやイベントができなかったため、2人そろってのパフォーマンスは紅白が初披露の場となる。

 2人はこれまで6曲を発表したが、いずれも配信での発売。紅白史上、CDやレコードを未発売のアーティストが出場するのは異例のケースとなる。

 「夜に…」は昨年12月に配信したデビュー曲。星野舞夜さんの小説「タナトスの誘惑」を原作として作った歌で、サブスクリプション(定額聴き放題)の総再生回数は大ヒット基準の1億回を大きく超える2億7000万回。ミュージックビデオ(MV)の再生回数も1億3000万回を超えている。

 ステイホーム中に、歌と小説とMVを行き来しながら楽しむ若者が増え、10代の間で広まった。一躍全国区となったのは5月、ikuraがこれを一発撮りで歌ったYouTubeチャンネル「THE HOME TAKE」(現・THE FIRST TAKE)の公開後。主要デジタルチャートで軒並み1位となり、人気は海外にも飛び火した。

 X JAPANのToshl(55)のカバーなども話題となり、現在までロングヒットしている。満を持しての登場で大きな話題となりそうだ。

続きを表示

2020年12月23日のニュース