博多大吉“漫才じゃない論争”に「あれは漫才。自己申告なんですよね」

[ 2020年12月23日 13:51 ]

お笑いコンビ「博多華丸・大吉」の博多大吉
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 お笑いコンビ「博多華丸・大吉」の博多大吉(49)が23日、水曜パートナーを務めるTBSラジオ「赤江珠緒 たまむすび」(月~木曜後1・00)に出演し、「マヂカルラブリー」が優勝した「M-1グランプリ」で巻き起こった漫才論争について私見を語った。

 「マヂカルラブリー」が最終決戦で披露したネタは、野田クリスタルが繰り出すほぼジェスチャーのみのボケに、村上がツッコミ続けるという奇抜なスタイルのもの。これに対し、一部で「これは漫才なのか」と賛否を呼んでいる。

 かつてM-1の審査員も経験した大吉は、「結論から言うと漫才だと思いますよ」と話した。「定義がない、自己申告なんですよね。基本的に『漫才です』と行ったら漫才。コントといったらコントですよ。あとはそれを見て、お客さんが漫才かコントかを決めるだけじゃないかな」。過去には「漫才の定義」として、センターマイクがある、その身一つでやる、小道具や効果音など仕掛けを使わない、などと教えられたことはあるという。ただ、「昔の映像を見ると、大師匠たちもボクシンググローブで殴り合ったりしている」と、小道具を使ったネタも漫才ととらえられていた歴史を説明した。

 今年は新型コロナウイルスの影響で、予選の回数が例年より少なかったという。大吉は「審査員側も一気に(組数を)落とさないといけなかった。やっぱり派手な漫才が残るよね。敗者復活も見ましたけど、向こうにも『あれ、何でこれが残れなかったの?』というのもたくさんいたので。2020年ならではのM-1だったと思いました」と振り返っていた。

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