二木芳人教授 新型コロナ変異種「もう日本に入っていてもおかしくない」

[ 2020年12月23日 10:22 ]

フジテレビ社屋
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 昭和大の二木芳人客員教授(感染症学)が23日、フジテレビ「とくダネ!」(月~金曜前8・00)に出演。政府が英国で感染が広がる新型コロナウイルス変異種への対策として、英国から帰国した7日以内の短期出張者に認めている14日間の待機免除措置を一時停止する方向で調整に入ったことに言及した。

 英国からの入国を巡っては、原則禁止を維持しつつ、例外を徐々に拡大してきた。3カ月以上の中長期滞在の外国人を対象にした入国を条件付きで認めたのに加え、ビジネス目的の短期出張帰国者や再入国者を対象に待機免除を実施してきた。日本人や日本で暮らす外国人の7日以内の海外出張に関しては、11月1日から英国を含む全世界を対象に、行動計画書の提出などを条件に帰国後14日間の待機措置が免除されている。

 二木氏は、変異種について「実はこのウイルスが出てきたのは9月くらいだと言われてます」とした上で「欧州は英国との往来を止めました。非常に早手回しにやるんですが、日本の場合、ちょっとまだゆっくりしてますよね。すでに11月の段階で外国の方が日本に来られている。英国の方はそれほど多くないんですが、そうなると一定の数で症状はないけどウイルスを持っている人も交じるでしょうし、当然検査をされていると思うんですが検査も100%ではない。もう日本に入っていてもおかしくないのかなっていう気もします」と自身の考えを述べた。

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