韓国の「鬼才」キム・ギドク監督、コロナで死去 12年ベネチア映画祭で金獅子賞

[ 2020年12月12日 05:30 ]

映画監督のキム・ギドクさん
Photo By 共同

 聯合ニュースは11日、韓国の映画監督で2012年に「嘆きのピエタ」がベネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞に輝いたキム・ギドク氏が、新型コロナウイルスに感染し、訪問先のラトビアで11日未明に死亡したと報じた。59歳だった。

 聯合は現地の消息筋に確認したとしている。ロシアメディアも死去を報じた。キム氏は韓国で「鬼才」と評され、「嘆きのピエタ」は、韓国映画として初めて世界三大映画祭の最高賞を獲得した。

 一方、17年には作品の撮影中に俳優に平手打ちしたなどとして告訴され、略式起訴された。聯合によると、11月20日からラトビアを訪問していたが、今月5日に連絡が途絶えたという。

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2020年12月12日のニュース