渡辺謙、闘病中の池江璃花子にエール 自身も「まさにこれからという時に」病気発症

[ 2019年6月6日 22:06 ]

俳優・渡辺謙
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 俳優の渡辺謙(59)が6日放送のフジテレビ系「直撃!シンソウ坂上」(木曜後9・00)に出演。白血病で闘病中の競泳の池江璃花子(18=ルネサンス)にエールを送った。

 渡辺は1989年に急性骨髄性白血病と診断された。94年に再発したが、9カ月間の闘病生活を経て再び克服。その後は20年以上、発症しておらず、この間に日本を代表する俳優へと大成した。

 今年2月に池江が白血病公表をした時には、ツイッターで「池江璃花子さんのニュースを目にしました。僕も同じ病気を経験しました。何故今自分がと絶望感に苛(さいな)まれているのではないかと思います」と、当時の自分を思い出すように池江を気遣った。

 番組MCの坂上忍とのトークで、池江について触れると「俺は29歳の時だった。病気の前と後(の人生)では、病気前を超えちゃったね」とコメント。

 27歳でNHK大河「独眼竜政宗」の主役を務めたあとで、「役者としてまさにこれからという時で“よし、行けー”となっている時だった。だけど、あとで振り返ってみると、それで俳優という仕事ができようができまいが、本当に人生終わりなのかと。そうじゃないところに、もう1回人間として生きる意味があるんじゃないかと思ったの」と告白。

 「もちろん、いい状態に治って20年東京五輪に間に合って、彼女も自分がやりたいことを享受できるような、そういう時間があってほしいけど、それだけじゃないんだよって。だからこそ、今のベストの道を探してほしいと」と温かいエールを送った。

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2019年6月6日のニュース