NHK働き方改革 朝ドラ放送枠を週5日に短縮へ 来春「エール」から土曜放送なし検討

[ 2019年5月23日 05:30 ]

週5日の放送が検討されている20年度前期連続テレビ小説「エール」の主演、窪田正孝
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  NHKは22日、月~土曜の週6日放送してきた連続テレビ小説を、土曜の放送をなくして週5日に短縮する方向で検討していることを明らかにした。同局が進める働き方改革の一環で、制作現場の負担軽減を図る狙いがある。

 木田幸紀放送総局長がこの日の定例会見で説明。来春開始の俳優窪田正孝(30)主演の「エール」から週5日にする方向で調整しているとした。フルハイビジョンより4倍の解像度を誇る高精細の「4K」で撮影するため、制作時間が従来に比べて延びるとし「ドラマ制作が深夜に及ぶことが大きな課題。働き方改革も考慮して、さまざまな選択肢を検討している」と語った。

 テレビの視聴率が振るわない中、朝ドラは安定した数字をキープ。土曜までの週6回の放送を楽しみにしている視聴者は多い。関係者によると、土曜の放送をやめた場合「視聴習慣に与える影響も少なくない」といい現在、短縮の効果を見極めているという。
 NHKは2013年に女性記者が過労死した問題などを受け、17年に「NHKグループ働き方改革宣言」を公表。勤務の在り方を抜本的に見直そうとしており、大河ドラマや朝ドラのスタジオ収録を原則午後9時までに終えることを目指している。最近は朝ドラの新作発表を繰り上げ、早めに制作を始めている。

 NHKは受信料があるため、予算削減が著しい民放とは対象的。18年度の受信料収入は初めて7000億円を突破するなど経営基盤は盤石だ。テレビ関係者によると朝ドラの制作費は「1話あたり1000万円ぐらい」。

 単純計算で毎週1000万円の節約で、半年放送の朝ドラでは25週分、2億5000万円になる。受信料で制作されている朝ドラ。毎週1話分削られることに視聴者の理解を得られるかどうか、巨額の予算の使い道と合わせて議論を呼びそうだ。

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