【アスレチックス藤浪と一問一答】突如の制球難で5回途中5失点KO「もう少しシンプルに投げていければ」

[ 2023年4月9日 09:00 ]

ア・リーグ   アスレチックス0ー11レイズ ( 2023年4月8日    セントピーターズバーグ )

アスレチックス・藤浪(AP)
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 アスレチックスの藤浪晋太郎投手(28)が8日(日本時間9日)、敵地・トロピカーナフィールドでのレイズ戦に先発。4回1/3を投げ、3安打5失点5四死球で降板し、メジャー初勝利を得ることはできなかった。防御率は17・55となった。

 3回まで無安打投球も、試合前まで開幕7連勝中でチーム打率・285。ともにメジャー30球団トップの18本塁打、53得点を誇る強力打線に飲み込まれた。発端は四球だった。4回、先頭のB・ローに四球を与えると1死後、フランコにはこの日初めての被安打となる遊撃内野安打。その後2死二、三塁と場面を進め、パレデスに左前への2点打を浴びて先制点を失った。5回も先頭のマーゴ―に死球を与え、その後2つの四球で満塁とし、WBCメキシコ代表のアロザレーナに中前2点打を許し、降板した。

 メジャー初登板となった1日(同2日)のエンゼルス戦でも、初回、2回と完璧な投球で2イニング連続3者凡退で立ち上がったが、3回先頭打者への四球を起点に8点を失った。試合後、アスレチックス・藤浪の主な一問一答は以下の通り。

 ――今日の投球について。
 「立ち上がりは良くて全体的にポンポンとアウトを取れていい感じではいたんですけど、フォアボールですね。本当にもったいなかったなと思います」

 ――4回は四球から。
 「ちょっと投げ急ぎとかもありましたし、投げ急いだというところと、前回打たれたというところでもうちょっと“厳しいところ、厳しいとこ”というのが頭をよぎったところですかね」

  ――5回は。
 「似たようなところですね。甘くなっちゃいけないという。前回すぐに打たれたのでそこはよぎったところですね。悪いイメージばかり持って5回はマウンドへ上がったので、特に良くなかったと思います」

  ――次へ向けて。
 「難しく考えすぎかなとは思うので、もっといい所、いい所へとイメージしすぎだと思うので、もう少しシンプルに投げていければいいかなと思います」

 ――ひとつひとつ経験を積みながら。
 「勉強ですね。最初から結果出るに越したことはないですけど、悪かったら悪かったで反省して勉強してというところだと思うので。勉強したいなと思います」

 ――メジャーとの打者と対戦し、感じていること。
 「ボールが通用していないとか、どうしても抑えられないなという印象ではないんですけど、甘くなったりとか、絞られるカウントになったりとか、相手の得意球種だとか甘いところに投げると打たれるなという印象はありますね」

 ――変化球に関しては。
 「スプリットも悪くはなかったですし、スイーパーもそこそこカウントをとれてましたし、メチャクチャ悪かったか言われるとそうでもないないんですけど、ちょっとまとまらなかった。ああいうところでもっと楽に(ストライクを)取れる球種が何球種かあればもっと簡単にゲームを作れるのかなと思いますけど」

 ――初球ストライクなど単純なことができるか、できないかで変わってくる。
 「ある意味、簡単でそれが難しいからこういう結果になっているんですけど、シンプルにですね。ファーストストライクを取れるかどうか、ピッチャー有利のカウント、0-2、1-2をつくれるかどうか。それに尽きるかなと思います」

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