電光石火の初回攻撃！　阪神1、2番「チカナカ」コンビわずか8球で先制点ゲット

セ・リーグ   阪神1―3ヤクルト （ 2023年4月7日    甲子園 ）

＜神・ヤ＞初回に右翼線三塁打を放つ近本（撮影・成瀬　徹）
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　好調の1、2番が演じた幸運な先制劇に、甲子園が沸いた。まだ明るさの残る雨空に阪神・近本が打ち上げた右翼線への打球をサンタナが見失い、捕球に失敗。初回の守りから見にくい状況を察知していた近本がスピードを緩めることなく、いきなりの三塁打を放つと、続く中野が「近本さんがチャンスをつくってくれた。最低限ですが、外野まで運ぶことができて良かった」と中犠飛を決め、わずか8球で先制点をゲットした。

　昨年もカード別対戦で11勝13敗1分けと負け越しただけに、近本が抱く巻き返しへの思いは強い。これで開幕から6試合連続出塁で出塁率.500をキープしたが、甲子園白星発進にはつながらず。小川の印象などを問われても「分からないです」を繰り返した選手会長。悔しさを次戦の第1打席に再びぶつける。（鈴木　光）