【阪神・岡田監督語録】好守続きのノイジーは「守備固めいかしたら、結構怒りよるねん」

[ 2023年4月8日 18:19 ]

セ・リーグ   阪神1―0ヤクルト ( 2023年4月8日    甲子園 )

初回1死二塁、ノイジーの右飛の判定を巡ってリクエストを行使する岡田監督(撮影・北條 貴史)
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 阪神は8日のヤクルト戦に1-0で勝利した。移籍後初登板初先発となった左腕・大竹耕太郎投手(27)が緩急を使った投球で、ヤクルト打線を6回3安打無失点に抑え、ソフトバンク時代の20年10月25日の西武戦以来、3年ぶりの勝利投手となった。

 以下、試合後の岡田監督と一問一答。

<テレビインタビュー>
 ―しびれる試合を制した
 「そうですね。まあ、きのうのきょうなんでね。ああいう点の入り方というか、まあ、どうやろ。向こうもピッチャーいいしね。あと1点ね、入っていたら楽だったんだけど、しょうがないですね。打線の調子が悪いとね」

 ―最後、湯浅投手は落ちついていた
 「もう最後はね、そこまでつないで湯浅に託さないといけないと思っていたんで。何とかしてくれるとは思っていましたたけどね」

 ―ストッパー湯浅が板についてきた
 「そうですね、はい。開幕はフォワーボール3つ出したりはあったけどね。まあ、だいぶ落ち着いてね。そこまでいくピッチャーがね。もうちょっとね。心配な面はありますけどね、はい」

 ―石井は安心感がある
 「ほんと、キャンプの実戦からずっと0点に抑えて。まあ、ちょっと自信を持って投げているというか、マウンドの姿もね。たいぶ様になってきたんじゃないですか」

 ―大竹が6回3安打、無四球で抑えたが
 「ちょっと立ち上がりはあんまりよくなかったと思うんだけど、結構ストレートで押してたんでね。だから、まあ、どうなんですかね。本当の持ち味は緩急だと思うんだけど。まあ3回ぐらいから緩急を使って、ほんと、ナイスピッチングだったですね」

 ―村上のバットを折るシーンもあったが
 「いやいや、やっぱりなんというか、無四球もそうだけど、コントロールですよね、やっぱり」

 ―相手の予告先発が変更になった。
 「そうですね。本当、グラウンドに出る前くらいに連絡があったんだけど」

 ―尾仲相手に中野が勢い付けた。
 「いやいや、まあ、どうですかね。まあまあちょっと知らなかったんですよね。タイガースにいてたというのもあって。ミーティングでは梅野に言わせたんだけどね、どんなピッチャーかというのをね。映像もそんなになかったしね。2月の浦添の映像はあったんだけど」

 ―リクエストが大きかった。
 「いやいや、こっちから見るとヒットと思ったから。まあみんな『前に落ちている』と言っていたので」

 ―監督も目視で見えていた。
 「いや、見えているっていうか、打った瞬間、ヒットと思ったから。取るとかじゃなしにね」

 ―大山が決勝の犠飛
 「まあね、2点3点いければいいけど、昨日の今日だし、1点取ったけど、あんまり良い気持ちはしなかった、逆にね」

 ―打線は1点。どう見ていたか
 「うーん、ちょっとはね…。ヤクルトのピッチャーは出てくるピッチャーはすごくボールが速くなっているというかね、ちょっとそういう意味ではこっちの打線よりもヤクルトの打線のスピードとか切れとかちょっとビックリしましたね」

 ―森下、梅野、小幡をスタメンから外した。
 「いやいや、まあ、1年間不動のメンバーでできないし、ちょうどね、雨中抜きでね、昨日は普通のゲームで負けたんで。そういう意味でも今日はだから、ホントはあそこ、ピーターズだったら森下だったんだけどね、右だったんで島田もいけたんでね。みんなもこれでスタメンとして開幕したし、おいおい調子とかもあるんでね。それは代えていこうとは思いますけどね」

 ―ピーターズなら森下の予定だった
 「ああそうです、はい」

 ―結果的には休養という位置付け
 「まあ休養というほど、そんな力ないと思うけどね、はっきり言うて。だからちょっとね、連敗したんでね、気分転換というか、長いシーズンね、そういう使い方になるかなと思いますね」

 ―明日は才木だがまずは打線か
 「そうね、だって(吉村には)神宮でも抑えられたし、浦添でも抑えられてるピッチャーだからね、いいピッチャーだけど、1点じゃなしに、2点3点取らないとね、いけないですね、明日はね」

【ペン囲み】
 ―ノイジーが守備でもつなぎでも存在感
 「そうやなぁ、守備固めいかしたら、結構怒りよるねん。元気で9回までいける言うて、この間も広島の時もな、今日は足の具合がええとか言うて(笑い)」

 ―ノイジーの守備力
 「いやいや、見ての通りやな。昨日の初回なんかでも、何やろな内野も経験してるからああいうプレーができるんやろな」

 ―チャンスを得点につなげられて勝ちにつながっている
 「勝ちってお前、1―0やで(笑い)。勝ちって言えるのかどうか分からへんけど」

 ―坂本のリードは 
 「いやいや、うまくね。ちょうど大竹の時ってちょっと考えていたんだけど、この間は雨だったし、ちょうどそういう意味では昨日の負けが他の選手も上手く使えるようにな、負けが使えるようになったって言ったらおかしいけど、でもまあ、1年間通じて長いシーズン考えたら、そういう使い方もありかなとは思うけどね」

 ―今日は石井を8回に起用したが
 「そうやね、やから後ろは湯浅がいるから、昨日もちょっと浜地、湯浅で行こう思ったけどその前でね。きょうはね、岩崎も久しぶりに持ち味というかね、低め低めに丁寧に投げていたので。春先が悪いって、まあ俺は今年からやけどちょっと春先はあまり良くないんで、どっちかというとどんどん投げさした方がええんかなと思うんやけどね、うん。でも開幕の時よりかはだいぶ良くはなってるよね、岩崎はね」

 ―石井は8回で行く
 「いやいや、8回というか7、8はわからないけど、まだあの(7回の)クリーンアップは岩崎に行ってもらわないと」

 ―彼の経験から
 「そらそうよ」

 ―先発の大竹は緩急つけたり、内角ストレートに
 「やっぱり、コントロールがいいからいけるんやろうな。甘くならないというかな、コントロールミスしないねえ」

 ―雨で流れたが、広島でも絶好調だったと。そのままいけた感じ
 「そうやな、おーん。今日ブルペンなんか試合前はえらい、軽く投げとったらしいな。なんでかなと思ったけど、もうそのぐらいの方がええんちゃうか言うとった」

 ―現役ドラフトで指名した選手が、きっちりキャンプから評価して活躍
 「いやいや、それは嬉しいよ、だから、おーん。そんな初めての試みだしな、あれもな、うん」

 ―監督にとって、久しぶりの甲子園での公式戦勝利に。格別な思いも
 「まあ、そうでもないよ。まあ、まだまだ、ここで70試合ぐらいせなあかんのやで。70試合ていうかな、60くらいねえ」

 ―こういう接戦を取るのは、気持ち的にもいいもの
 「いや、気持ちよおない。そんな、ええことはないよ、うん、うん。そら、体に悪い方や」

 ―開幕から結構、ベンチでも笑顔が
 「いやいや、それはあれや、表情と心は違うよ、そら。そんな、勝ってんのに渋い顔もできへんしな」

 ―2軍では伊藤将が投げた
 「おう、聞いた聞いた。なんか、3失点しとったみたいやな。まあ、まだもう1回ぐらい投げてからやで、うん。まあ、岩貞の方がな、早いかもわからんけどな。その辺はおいおいな、また。だから岩貞もまた、ブルペンに入るから、そういう意味でも、あんまきちっとまだな、決められへんっていうのもあるよ。まあ、別にこれ構へんよ。まだ1カードね、全部当たるぐらいまではね、そういうので。やっていけると思うよ、それはね」

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