西武・高橋光成が8回無失点でパパ1勝 自己最多タイ11K 1イニング4三振のパ13度目の珍記録も

[ 2023年4月8日 15:52 ]

パ・リーグ   西武3―0ソフトバンク ( 2023年4月8日    宮崎 )

<ソ・西>引き揚げる高橋光(右)(撮影・中村 達也)
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 西武の高橋光成投手(26)が8日のソフトバンク戦で8回3安打無失点の快投で今季初勝利を挙げた。

 2回には先頭の栗原を空振り三振。続く牧原大はフォークで空振り三振に仕留めたが、捕手の柘植が後逸。振り逃げで出塁を許した。1死一塁から中村晃も空振り三振に斬り、今宮に右前打を許したが、最後は上林をフォークで空振り三振。自身初で、パ・リーグでは昨年7月1日の楽天戦でロッテの佐々木朗が記録して以来13度目という珍記録となったが、序盤から波に乗った。

 最大のピンチも自らのフィールディングで切り抜けた。1―0の8回、先頭の上林の一塁への打球がベースに当たって右翼への二塁打となったが、続く甲斐の投前のバントを迅速に処理して三塁へ送球。体が流れながらストライク送球でアウトにするビッグプレーが飛び出した。その後の1死二塁も周東を空振り三振、近藤を三飛に仕留めた。118球を投げ、自己最多タイの11三振を奪う快投で、ソフトバンク大関との投手戦を制した。

 打線も初回に愛斗が先頭打者弾を放った後、なかなか援護ができなかったが、9回に追加点が生まれた。1死一、二塁からペイトンが右翼フェンス直撃の適時二塁打、柘植のスクイズで2点を入れた。

 開幕前の3月30日に、1月に第1子となる男児が誕生していたことを明かした高橋。開幕投手となった3月31日のオリックス戦では8回1失点で勝利投手の権利を得ながら、救援陣が逆転を許して勝利はスルリと逃げた。「自分の子供は本当にかわいい」と新たなパワーをもらった右腕は、2戦連続の好投で今度こそ、パパ1勝を手にした。

 ▼高橋 三振も取れたので、カード頭ですし勝てて良かったです。やっぱり勝つとうれしいですし、多く積み重ねていきたいです。バント処理が良かったので、キャンプの成果が出たかなと思います。(11奪三振は)たぶんプロ入って初めてですかね、11個とったのが。やっと形になってきたので、続けていきたいです。

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