ヤクルト 今季初の零封負け 急きょプロ初先発・尾仲が古巣相手に3回1失点も初黒星

[ 2023年4月8日 17:00 ]

セ・リーグ   ヤクルト0―1阪神 ( 2023年4月8日    甲子園 )

<神・ヤ> 4回1死、村上はバットを折られ二ゴロに倒れる(投手・大竹)(撮影・大森 寛明)
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 セ・リーグ首位に立つヤクルトは8日、敵地・甲子園で2位の阪神に0―1と敗戦。今季初の零封負けを喫し、首位攻防3連戦は1勝1敗となった。この日は予告先発されていたピーターズ投手(30)がコンディション不良により回避となるアクシデントが発生。急きょプロ初先発を託された尾仲祐哉投手(28)が3回2安打1失点と奮闘するも、打線の援護なく今季初黒星を喫した。

 尾仲は16年ドラフト6位でDeNAに入団。同年オフに阪神からFA移籍した大和の人的補償として阪神に移籍。しかし昨季阪神を戦力外となり、ヤクルトと支配下契約。中継ぎ要員として7日に出場選手登録されると、プロ7年目にして移籍後初登板初先発という“チャンス”が訪れた。

 初回に1死一、三塁から大山の中犠飛により1点を失うも2、3回は無失点。3回52球、打者12人に対し被安打2、奪三振1、与四球3の1失点という内容で降板。古巣相手に仕事を果たし「急きょ、先発という流れになりましたが、自分にとってはチャンスだったので、思い切ってどんどん腕を振っていこうという気持ちでマウンドに上がりました。3イニング目には少しボールを操ることができなかった。今後、長いイニングを投げることがあると思うので、しっかり調整していきたいです」と振り返った。

 スクランブル登板で好投した右腕を援護したい打線だったが、阪神先発・大竹の前に沈黙。6回まで二塁すら踏ませてもらうことができなかった。7回には2番手・岩崎を攻め、オスナの中前打などで2死一、三塁と、ようやくチャンスを迎えたが長岡が二ゴロに倒れ無得点が続いた。

 0―1と初回の1失点が重い展開のまま迎えた9回、4番手・湯浅から先頭の山田が四球で出塁。しかし、期待の4番・村上が二ゴロに倒れ、この日4打数無安打と沈黙。続くオスナは空振り三振、最後は内山が倒れ、今季初の零敗を喫した。

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