立命大に「東2世」現る!1年生守護神・有馬が零封デビュー 先輩に憧れ入学「自分もドラ1で」

[ 2023年4月8日 20:34 ]

関西学生野球   立命大6―2近大 ( 2023年4月8日    マイネット皇子山 )

<立命大・近大>6―2の9回無死一、二塁から登板し、大学デビュー戦を無失点に抑えた立命大・有馬伽久(撮影・河合 洋介)
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 立命大が6―2で近大を破り、春初戦を快勝で飾った。

 試合を締めたのは「1年生守護神」だった。

 愛工大名電出身の最速148キロ左腕・有馬伽久が6―2の9回無死一、二塁で登板した。初球に146キロを計測したように直球の切れが抜群。打者3人を凡飛3つに片付けて公式戦初登板を無失点で終えた。

 「緊張感はなかったです。4点差あったので、走者2人を還してもリードしているし、満弾を浴びても同点という気持ちで、思い切って腕を振りました」

 愛工大名電出身で、昨夏の甲子園ではエースとして8強入りに貢献。立命大に投手の故障者が相次いだことで、1年春から抑えに抜てきされた。

 「(練習試合で)関東の強豪に投げさせてもらい、それが自信になりました。しっかりと投げ切ることができれば簡単には打たれないと感じたので、思い切って腕を振ることを意識しています」

 「愛工大名電―立命大」は、2017年ドラフト1位でDeNAに入団した東克樹と同じ系譜だ。

 「(東が)ずっと目標でした。自分も(東と同じ)ドラフト1位を目指しているので立命大を選びました」

 その先輩を指導した後藤昇監督は「能力は入学時の東より遥かに上」と証言する。非凡な才能を秘める「東2世」が上々のデビューを飾った。

 ◇有馬 伽久(ありま・がく)2004年(平16)7月29日生まれ、奈良県田原本町出身の18歳。小学1年に平野パイレーツで野球を始め、中学は田原本町中の軟式野球部に所属。愛工大名電では1年夏に背番号19でベンチ入りし、2年秋から背番号1。2年夏と3年夏に甲子園出場。持ち球はスライダー、カーブ、チェンジアップ。50メートル走6秒3。左投げ左打ち。

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