“兜1号”のトラウト「重くて前が見えなかった」も武将姿に「クール」とご満悦

[ 2023年4月8日 16:20 ]

ア・リーグ   エンゼルス3-4ブルージェイズ ( 2023年4月7日    アナハイム )

<エンゼルス・ブルージェイズ>初回、先制2ランを放ち兜を被せられるトラウト(撮影・会津 智海)
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 エンゼルスは7日(日本時間8日)、本拠地アナハイムで行われたブルージェイズ戦に逆転負け。本拠地開幕戦を白星で飾ることができなかった。それでもトラウトが初回に先制2ラン。新たな“本塁打セレブレーション”にご満悦だった。

 トラウトは初回無死一塁から相手先発・バジットの初球、ストレートを左中間席へ運んだ。ベンチに戻ると、用意されていたのは日本の家庭で端午の節句に飾られる「兜(カブト)」だった。トラウトはこの兜を目深にかぶり、笑みを浮かべながらナインとハイタッチ。まさに“武将”になりきり「重くて前が見えなかったけど、クールだったね」と笑みを浮かべた。

 エンゼルスは昨季、本塁打を放った打者にカウボーイハットをかぶせる“本塁打セレブレーション”を行っていたが、今季は開幕に間に合わず麦わら帽子で代替。大谷もアスレチックス戦、マリナーズ戦で2試合連発アーチを放った際、2日連続で麦わら帽子をかぶり、ナインに迎えられた。

 球団関係者によると、兜をかぶせる案はクオリティ・コントロール・コーチのティム・バス氏を中心に球団が発案。大谷の承諾を得た上で水原通訳と甲冑などの販売を手がける小売店がやり取りし、中央に獅子があしらわれた兜は海を渡った。製造したのは甲冑工房丸武産業(本社:鹿児島県薩摩川内市)で兜や胴や小手など一式では77万円(税込み)だが、兜のみは33万円(同)という。

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