オリックス・中嶋監督　日本S王手からの小休止にも「普通にいつも通りやってます」重圧は皆無

パCSファイナルステージ第3戦   オリックス0ー3ソフトバンク （ 2022年10月14日    京セラD ）

パCSファイナル＜オ・ソ＞7回、田嶋に交代を告げる中嶋監督（撮影・井垣　忠夫）
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　２年連続日本シリーズ進出の王手をかけていたオリックスはソフトバンクに零敗。スイープ突破とはならず、15日以降に持ち越しとなった。

　打線が相手先発・千賀に散発3安打。右腕がアクシデントにより降板した7回に1死二、三塁の好機をつくったが、杉本、頓宮が打ち取られ、無得点に終わった。

　3点を追う9回も1死一、二塁と一発出れば同点でCS絶好調の杉本が打席に立ったが、痛恨の二ゴロ併殺でゲームセット。最後まで点を奪えなかった。

　中嶋監督は千賀について「良かったですよね」としながらも「でも捉え方としては、まぁまぁ良かったと思いますけどね」と当たりは悪くなかったとした。

　6回には無死一塁で紅林が2球連続、送りバントに失敗もそこからバスターで低めのフォークになんとか食らいつきファウルで粘る意地を見せた。結果的に二ゴロに終わったものの「100％、なかなか（バント）できるボールでもないですけど、くらいついていってあそこまでファウルして気持ちは買います」と評価した。

　先発・田嶋も初回無死二塁で周東の送りバントを自ら処理も一塁へ悪送球。そこから2失点したが軌道修正し、7回途中まで3失点。指揮官は「（失策は送球前に）サード見なくて良かったかなって思いますけどね。あのまま、ぱっとファースト投げてくれたらまた違った展開なったかなと思います」としたが「やってしまったのはしょうがない。振り返ってもしょうがないですし、これから先、そういうことがないようにすればいい」と責めなかった。

　日本シリーズ進出に王手をかけての小休止となったが、重圧については「全然ないでしょ。あります？見えました？ないです。全然、普通にいつも通りやってます」と否定した。