ソフトバンク快投・千賀にアクシデントか　7回1人投げ終えたところで天を仰ぎ緊急降板　81球無失点

パCSファイナルステージ第3戦   ソフトバンク―オリックス （ 2022年10月14日    京セラD ）

＜オ・ソ＞7回途中降板する千賀（中）（撮影・岡田　丈靖）
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　ソフトバンクの先発・千賀滉大投手（29）が7回に緊急降板した。

　気迫の投球でオリックス打線を6回までわずか2安打無失点に抑えてきた千賀にアクシデントが襲った。7回のマウンドに上がり、先頭の中川に右前打を許したところで、右手を見つめたエース。マウンドでコーチと話した後に、一瞬天を仰ぎ、ベンチへと引き揚げた。藤本監督は交代を告げマウンドには嘉弥真が上がった。

　無死一塁でバトンを受けた嘉弥真は、吉田正を一ゴロに打ち取るも併殺崩れで吉田正はセーフに。続く西野に右中間を破られる二塁打を許し1死二、三塁のピンチを招くとベンチが動いた。ピンチのマウンドには3番手・松本が上がり、6番・杉本を三ゴロに打ち取った。三走・吉田正は動けず2死二、三塁とすると、7番・頓宮を遊飛に打ち取りガッツポーズ。ベンチで戦況を見守った千賀も大きな声を上げ、両手を叩いて喜びを爆発させた。

　千賀は初回からフルスロットルで、最速161キロを計測するなど快投を見せていた。