ソフトバンク・野村勇 球団初の新人プレーオフ&CS弾!ポストシーズンでは球団70年ぶり2人目

[ 2022年10月14日 20:15 ]

パCSファイナルステージ第3戦   ソフトバンク―オリックス ( 2022年10月14日    京セラD )

<オ・ソ>7回1死、野村勇は右越えにソロ本塁打を放つ  (撮影・奥 調)
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 ソフトバンクは野村勇内野手(25)が「8番・三塁」で先発出場。2―0の7回に貴重な追加点となる本塁打を放った。

 藤本監督のスタメン起用に見事に応えた。初回に2点を先制して以降、両軍得点できず2―0で迎えた7回だった。先頭の正木が一邪飛で倒れた後に打席に入った野村勇は、相手先発左腕・田嶋が投じた6球目の外角高めのカットボールをうまく逆方向にはじき返すと、打球は右翼スタンドに届いた。

 喉から手が出るほど欲しかった1点を叩き出した25歳ルーキーは、スピードを緩めずにダイヤモンドを1周。歓喜に沸くベンチの祝福を受け照れくさそうに笑った。

 野村勇は「打ったのはカットボールです。久しぶりのスタメンで絶対に結果で応えようと打席に入りました。思い切った自分のスイングができたと思います。付きっきりで村上コーチに指導して頂いたことを、この場で結果として出すことができて良かったです。やっぱりホームランは嬉しいです」と嬉しそうに話した。

 プレーオフ、CS含めて球団の新人としては史上初となる本塁打。2009年の中日・野本(巨人戦)、2010年のロッテ・清田(ソフトバンク戦、第2戦と4戦)、2013年のロッテ・加藤(西武戦)、2017年の阪神・大山(DeNA戦)以来プロ野球史上5人目となる快挙となった。

 ホークスとして日本シリーズを含めたポストシーズン新人本塁打となると、1952年の南海・森下正夫が後楽園での巨人戦第6戦で放って以来70年ぶり2人目となった。

 野村勇は今季、8月21日の日本ハム戦(ペイペイD)で2本塁打を放ち、1939年に鶴岡一人が打った球団新人本塁打記録の10号に並んだ。妻子持ちのドラ4ルーキーのパンチ力が逆襲の力になる。

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