ソフトバンク千賀、緊急降板は「普通につっただけ」 和田に「この緊張感を味わってもらおうと」気迫1勝

[ 2022年10月14日 21:40 ]

パCSファイナルステージ第3戦   ソフトバンク3―0オリックス ( 2022年10月14日    京セラD )

<オ・ソ>ヒーローインタビューを終えファンに向かって手を振る千賀(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンクは千賀滉大投手(29)が7回に緊急降板も6回0/3を81球5奪三振無失点、最速161キロの快投で逆襲の1勝を呼び込んだ。アドバンテージを含めて対戦成績は3試合1勝3敗となった。

 試合後の敵地でのヒーローインタビュー。試合を支配したエースは「いやもう、後がなかったので。少し緊張していたんですけども、明日の先発ピッチャーに、この緊張感を味わってもらおうと思って、絶対(出番を)回してやろうと思っていました」とユーモアを交え勝利の喜びをかみしめた。

 初回から160キロを連発し、最速161キロのストレートを軸にオリックス打線を圧倒。6回までわずか2安打に抑え、球数も余裕がある中で迎えた7回にアクシデントが襲った。緊急降板の理由は「普通につっただけなので。まあ、もう少し試合があると思うので、僕が少しでも力になれるようにもう少し頑張りたいな、と思います」と説明した。

 9回のオリックス・杉本の打席前には、杉本の登場曲でもある北斗の拳テーマ曲バッボイを口ずさんでいるようにも見えた千賀。杉本や吉田正との対決を楽しんでいるように見えたという問いかけには「いや、楽しくはないですけど、打たれたくないなとマウンドにいました」と笑った。

 崖っ縁には変わりない。しかし、流れは確実に変わった。エースが変えた。15日の予告先発・和田に2勝目が託された。

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