日本ハム・清宮「稲葉ジャンプ」継承熱望 「やっていただけたらうれしい」

[ 2022年10月14日 06:00 ]

秋季練習でフリー打撃を行う日本ハム・清宮
Photo By スポニチ

 「稲葉ジャンプ」が「清宮ジャンプ」として継承され、来年3月開場の日本ハムの新本拠地・エスコンフィールド北海道の名物となるかもしれない。

 千葉・鎌ケ谷の秋季練習に参加した清宮が、打撃の師と仰ぐ稲葉GMの現役時代の登場曲で、稲田内野守備走塁コーチの働きかけで今季途中から変更したクイーンの「I Was Born To Love You」を「稲葉さんの曲という意味で凄く気に入って使わせてもらっている」と継続使用する考えを示した。さらに「ファンの皆さん次第ですけど、(ジャンプ応援を)やっていただけたらうれしい」と希望。コロナ下の観戦ルールで跳びはねる応援は現在は禁止されているが、規制が緩和されればジャンプ応援が再開される可能性もある。

 稲葉GMの現役時代の札幌ドームでは、走者を得点圏に置いた打席でファンが総立ちとなってジャンプして声援を送る「稲葉ジャンプ」が定着。震度4相当の揺れとされ、中継局のテレビ映像がグラグラと上下に大きく揺れるほどだった。清宮は同じような得点機での応援を期待している。

 北海道移転後の初代ユニホームを着用したクラシックシリーズでは、応援団が稲葉GMの応援歌を清宮の打席で流した。清宮は「テレビで見ていた球場の雰囲気だった。同じ舞台でやっているのが全然実感が湧かないけど、ああいう雰囲気でやれたのは凄くうれしかった」と振り返る。また、14―0で快勝した9月27日のロッテ戦では、登場曲、応援歌が流れる中で満塁弾を含む4安打6打点の大暴れ。「楽しく、うれしくやらせてもらっている」と応援団の後押しに感謝した。

 今季は自己最多18本塁打した一方、得点圏では打率・225と中軸打者としては物足りなさも残った。実現すれば「清宮ジャンプ」が相手を圧倒する応援となりそうだ。(東尾 洋樹) 

続きを表示

2022年10月14日のニュース