ソフトバンクが初回に2点先制 2点目を奪ったデスパイネが左足を気にするしぐさも「負けられない」

[ 2022年10月14日 18:32 ]

パCSファイナルステージ第3戦   ソフトバンク―オリックス ( 2022年10月14日    京セラD )

<オ・ソ>初回、適時打を放つデスパイネは足を痛める(撮影・岡田 丈靖)
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 初戦、2戦目と連敗し、アドバンテージを含めて0勝3敗と後がないソフトバンクが初回に2点を先制した。

 崖っ縁の一戦で、いきなり2点を先制した。先頭の三森が相手先発左腕・田嶋の3球目カットボールを泳ぎながらも食らいつき右中間を破る二塁打で出塁。続く周東が初球をバントし田嶋が捕球し、三塁へ投げられないと判断し一塁に送球。しかし、その送球が高めに逸れる悪送球に。ラッキーな形で先制点を奪った。

 犠打の周東も二塁に進塁し、3番・柳田のボテボテの投ゴロの間に二走・周東は三塁へ。1死三塁で打席に立った4番・デスパイネは内角寄りのカットボールを詰まりながらも中前に運び2点目をもぎ取った。一塁ベース上でデスパイネは足を気にするしぐさを見せたが、そのまま塁上に残りプレーを続けた。

 デスパイネは「チャンスで絶対に追加点を、という気持ちだけだったよ。もう負けられないので、4連勝できるように力になっていきたい」と力強く語った。

 この日のスタメンでは「8番・三塁」でドラフト4位ルーキーの野村勇内野手(25)を起用。野村勇は今季、8月21日の日本ハム戦(ペイペイD)で2本塁打を放ち、1939年に鶴岡一人が打った球団新人本塁打記録の10号に並んだ。プレーオフ、CSでソフトバンクの新人が本塁打を放ったことはなく、妻子持ちのドラ4ルーキーのパンチ力に注目が集まる。

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