【阪神・平田2軍監督語録】フェニックス初先発の森木に「痛い目に遭わないと勉強にならない」

[ 2022年10月14日 05:10 ]

みやざきフェニックス・リーグ   阪神7―6楽天 ( 2022年10月13日    ひむかスタジアム )

<フェニックスL 神・楽>4回 小郷に2点弾を浴びた森木(撮影・成瀬 徹)
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 阪神2軍は13日、楽天との試合に勝利し、フェニックス・リーグ初白星を飾った。

 先発の森木は初登板でプロ入団後、自己最長の7回を投げ6安打4失点。直球を主体に打者と対峙した。打撃では前川が、3安打を放つ活躍を見せた。4番に座る井上も同・リーグ初安打を記録。平田2軍監督はこの期間でのさらなるレベルアップを選手に求めた。

 以下は一問一答。

 ―森木が自己最長の7回を6安打4失点。
 「5回まではストレートを磨けっていう課題を与えてて、1人のバッターに1球しか変化球を投げない。ほとんどストレート中心だったでしょ、5回まではそれで行きますってことだったんで、それでいいよと言って、そこで真っすぐをホームラン打たれたり、タイムリー打たれたりしたけど、その辺を真っすぐ中心でという課題を持って今日は5回まで投げて。6回からは変化球をちょっと引っ掛けてたけどそういう課題を持たせてた。本人からそういう申し出があったって安藤コーチが言うから、それでいいんじゃないと。ストレートをバンバンね。そういう面談してた時に言ってたので。ストレートの質とコントロールをつけていきたいというところだろうね」

 ―ホームラン打たれた後も直球勝負。
 「そういうところで変化球に頼らずにストレート勝負。7回までそういうスタミナをつけるというところではまあまあじゃない」

 ―真っすぐを打たれたが監督から見て評価は。
 「打たれるのも勉強。甘く入ったら持っていかれるというところで、もっとストレートをインコース行かなきゃいかん。右バッターにもインコース構えたのが打たれて左中間に打たれた。ワンストライクからコントロールの質とか、それを高めなきゃいかんというか、痛い目に遭わないと勉強にならないので。抑えるのも勉強だけど。だから藤田も高めを見せたり、真っすぐだけの配球でやってたので高低も使いながら。やっぱり両サイドだけじゃないからね。真っすぐ中心なら」

 ―前川を3番起用。
 「それは日高コーチの案なんで。3番打ったり、5番打ったり。4番はまだ(井上)広大をアレするんだろうけど。昨日も2本。今日もタイムリー。追い込まれてもバッティングついていけてる」

 ―前川の中前打の後に井上が適時打。
 「広大のヒットが久しぶり出たでしょ。フェニックスとはいえ、課題がどうのと言ったってそんなレベルじゃない選手もいる。その中ではヒットが出たり。藤田なんか見てみーよ。ああいう姿勢が技術向上につながっていくねん」

 ―フェニックスは勝ち負けよりも大事なものがある。
 「ここはね。森木も勝ち負けじゃなく、ストレート。自分でそういう課題持ってるんよ」

 ―1クール目終わって課題は打撃にある。
 「まだこれからもクライマックス出てないチームの1軍で投げてる投手が来てくれたりするので、そういうところを経験させながら練習していくしかないわね」

 ―監督的には手応えつかんで欲しい。
 「そりゃそうだよ。この前の(巨人)直江や。あれが1軍では打たれるんだもん。だからといってピッチャーどーのじゃないねんけど、ヒットが出て前川や、広大たちもお互い競争していかなきゃいけない」

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2022年10月14日のニュース