仙台育英が選抜選出当確 須江監督「想定した以上の成果」「野球も人生も甘くない」日本一の重圧跳ね返す

[ 2022年10月14日 15:45 ]

秋季東北大会準決勝   仙台育英 2―1 能代松陽 ( 2022年10月14日    荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがた )

決勝進出を決めた直後に選手に語りかける須江監督(中央)(撮影・柳内 遼平)
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 今夏の甲子園で東北勢として初優勝した仙台育英(宮城)が秋季東北大会準決勝で能代松陽(秋田)を2―1で下し、決勝に駒を進めた。

 東北地区は来春センバツの出場枠が3で、選出への当確ランプを灯した形となった。あさって16日は同じ宮城の東北と激突。県大会決勝で敗れた相手にリベンジを狙う。

 1―1で迎えた4回途中から救援登板したエースの最速146キロ右腕・高橋煌稀(2年)は5回2/3を2安打無失点。6回に勝ち越した1点を最後まで守りきり「このような展開で投げることは分かっていた。どんな場面でも落ち着いて投げることができた。ゼロで抑える気持ちだった。カーブで緩急をつけることができてストレートを速く見せることができた」と胸を張った。

 2季連続の甲子園出場へ大きく前進した須江航監督は「9月3日から(新チームが)始まって、きょうこの結果が出せるというのは、正直弱気ですけど想定した以上の成果です。そんなに甘くないです。人生と野球って。どこかで良いことがあれば悪いことがある。必ず下がる時が来る。それがこの秋になるんじゃないかと思っていました。それを短い時間の中で選手が頑張ってくれました。打てて走れて守れて、投手も素晴らしくてってできたらいいんですけど、なかなかできない。決勝戦までたどり着けたのは子どもたちの努力がすばらしかった。よくやったなと思います」と語った。

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2022年10月14日のニュース