あぁ、マルテよ…阪神　失策から大逆転許す　7回の悪夢、今季リーグ最多86失策の拙守が重要局面で噴出

セCSファイナルステージ第3戦   阪神―ヤクルト （ 2022年10月14日    神宮 ）

セCSファイナル＜ヤ・神＞7回、山崎（右）の一ゴロでマルテ（手前）が悪送球し、2点を奪われる青柳（撮影・椎名　航）
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　阪神は課題となっている守備のミスが重要な局面で出てしまった。

　3―0の7回2死満塁から青柳が山崎に力ないゴロを打たせ、抑えたかに思われたが、打球を処理した一塁手のマルテが二塁へ悪送球。一気に走者が2人生還し、1点差に追い上げられた。阪神は今季リーグ最多の86失策を記録しているが、CSでも痛いミスが出た。

　ここで踏ん張りたいところだったが、2番手・浜地が宮本に四球を与え、再び満塁のピンチを招くと、村上の投手前への力ないゴロを浜地は必死に前進して捕球するが、一塁へのグラブトスは大きく逸れて、その間に走者3人が生還（記録は安打と失策）。2つの守備のミスで試合をひっくり返された。