ヤクルト・村上 快挙56号の裏で先輩たちに示した感謝

[ 2022年10月14日 05:20 ]

セCSファイナルステージ第2戦   ヤクルト5-3阪神 ( 2022年10月13日    神宮 )

3日、56号を放った村上のリストバンドには「shima45」の刺しゅう
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 【Hero's File】尊敬する先輩を肌に感じて歴史的一発を放った。3日のレギュラーシーズン最終戦。今季限りで引退する内川、坂口、嶋の引退試合として行われた。村上は「チームを支えてくれた皆さん。3人は僕がテレビで見ていた選手で憧れ。素晴らしい選手の引退試合に出場して最後一緒にプレーできたのは誇り。幸せをかみしめながら見ていました」。3人の最後の姿をしっかり目に焼き付け、リーグ優勝時には流さなかった涙で目を真っ赤にした。

 背番号55は「shima45」と刺しゅうされた嶋のリストバントをして試合に出場していた。最終打席、その腕で日本選手最多56号を放ち、感謝の思いを具現化した。嶋は「余ったリストバンドをメーカーの人が持ってきてくれて、ベンチに置いておいたら、みんな着けてくれたみたい」と照れ笑いしながら感謝。主砲はきっと日本一という最高の恩返しも届けてくれるはずだ。(ヤクルト担当・青森 正宣)

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2022年10月14日のニュース