TRANSYS、タイブレーク延長13回サヨナラ 05年駒苫で甲子園V本間監督「明日も全力を」

[ 2022年8月28日 05:22 ]

スポニチ後援第46回全日本クラブ野球選手権大会第1日・1回戦   TRANSYS7-6NOMOベースボールクラブ ( 2022年8月27日 )

<TRANSYS・NOMOベースボールクラブ>9回、藤本の同点打にガッツポーズするTRANSYS・本間監督(撮影・木村 揚輔)
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 2球場で開幕し、1回戦8試合が行われた。05年夏に駒大苫小牧(北海道)の4番として甲子園を制した本間篤史監督(34)率いるTRANSYS(北海道)はNOMOベースボールクラブ(西近畿)に延長13回、タイブレークの末に7―6でサヨナラ勝ちした。前年度覇者の全足利クラブ(関東)なども2回戦に進出した。

 1点を追う延長13回1死満塁から連続押し出し死球でサヨナラ勝ち。全国大会初白星を挙げたTRANSYS・本間監督は「駄目ですね。(12回は)スクイズを外されたり」と苦笑いしたが、最後は選手の執念が上回った。

 今春に就任した34歳。駒大苫小牧時代は香田誉士史監督、亜大時代は生田勉監督、JR北海道時代は狐塚賢浩監督から学びつつ、独自のスタイルを確立した。「先頭に立つっていうか、僕の思う監督像を目指してます」

 練習量も増やした。大栗主将が証言する。「練習試合2つやって、また練習とか」。だから3時間44分の死闘にも耐え抜いた。3度目の出場で、05年大会覇者に競り勝ったことは自信になる。「明日も全力を尽くしたい。できれば、これからバント練習をしたいけど」。本間監督はいたずらっぽく笑った。(伊藤 幸男)

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2022年8月28日のニュース