ヤクルトは今夜も村神様! 49号&14打席連続出塁&9打数連続安打 2位DeNAと7差に

[ 2022年8月28日 22:03 ]

セ・リーグ   ヤクルト5―4DeNA ( 2022年8月28日    横浜 )

<D・ヤ>7回、勝ち越しソロを放った村上はファンにあいさつする(撮影・村上 大輔)
Photo By スポニチ

 首位ヤクルトは主砲・村上宗隆内野手(22)の3戦連続4発目となる49号ソロで2位のDeNAに1点差勝ちを収め、6月28日~30日の広島戦(マツダ)以来2カ月ぶり今季7度目の同一カード3連勝。7月4日の最大17・5ゲーム差から3連戦前に4ゲーム差まで最接近されていたDeNAを7ゲーム差に突き放し、リーグ連覇へ大きく前進した。早ければ31日にも優勝マジックが再々点灯する。

 3点リードしていた6回に先発右腕・原が3連続四球で無死満塁のピンチを招いて降板し、2番手右腕・梅野が追いつかれて4―4の同点。試合が振り出しに戻った直後の7回だった。先頭打者として第4打席に入った村上がこの回から登板した4番手左腕・エスコバーの8球目、154キロのツーシームを完璧に捉えて右中間スタンド中段に運び、勝ち越し&決勝の49号ソロ。日本人では2002年の松井秀喜(巨人)以来20年ぶりとなる50本塁打へ王手をかけるとともに、26日の第3打席から13打席連続出塁&8打数連続安打に。これが決勝点となった。

 村上は9回の第5打席でも6番手右腕・山崎から中前打。プロ野球記録に王手をかける14打席連続出塁、同じくプロ野球記録に「あと2」と迫る9打数連続安打とした。なお、プロ野球記録は連続打数安打が91年R・J・レイノルズ(大洋)、03年高橋由伸(巨人)の11打数、連続打席出塁が13年広瀬純(広島)の15打席。最年少の22歳で令和初の3冠王へとひた走る驚異のスラッガーは30日の巨人戦(京セラD)で2つのプロ野球記録に挑戦することになった。

 ヤクルトは塩見のプロ初となるサヨナラ打で史上最速となる7月2日にマジック53を初点灯。だが、新型コロナウイルス陽性者を多数出したこともあって大型連敗を喫し、同14日にマジックが消滅した。球宴前ラストマッチとなった同24日に41を再点灯させたが、後半戦初戦の同29日に2度目の消滅。8月5日から12日まで3年ぶりとなる7連敗を喫するなど苦しい時期が続いた。だが、主砲の驚異的な打撃成績とともにチーム成績も再び上昇気流に乗った。

 優勝マジック再々点灯はヤクルトが30日と31日の巨人戦(京セラD)に連勝するのが絶対条件。さらにDeNAが30日と31日の中日戦(横浜)に連敗すると、ヤクルトにマジック19が再々点灯する。

続きを表示

この記事のフォト

2022年8月28日のニュース