ダルビッシュ 安定感抜群7回3失点 産休制度「父親リスト」入り明け初戦、粘りの投球で11勝目

[ 2022年8月28日 11:20 ]

インターリーグ   パドレス-ロイヤルズ ( 2022年8月27日    カンザスシティ )

ロイヤルズ戦に先発したパドレス・ダルビッシュ(AP)
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 パドレスのダルビッシュ有投手(36)が27日(日本時間28日)、敵地・カンザスシティでのロイヤルズ戦に先発。7回5安打3失点で今季11勝目を挙げた。

 立ち上がりは制球に苦しんだ。初回、四死球と安打で1死満塁のピンチを招くと5番・ドジャーに右前打を浴びて先制点を献上。なおも続くプラットにも中越え2点二塁打を許し、この回3点を失った。味方が1点差に迫った2回もピンチを招いた。1死一塁の場面で2018年以来、メジャーでは4年ぶり5個目となるボークを記録。2死二、三塁まで局面を進められたが、最後は4番・オハーンをカットボールで空振り三振に仕留め、この回を無失点で終えた。

 しかし味方が逆転に成功した3回以降は完全にリズムをつかんだ。球速、威力ともに十分な直球を軸に多彩な変化球で打者に的を絞らせず、3回から3イニング連続で3者凡退。2回までに51球を要しながらも、最終的には7回101球でまとめた。

 家族が増え、新たな思いを胸に、上がったマウンドだった。レスリング元世界女王で夫人の聖子さんが22日に男児を出産。ダルビッシュは産休制度「父親リスト」入りして、24日のガーディアンズ戦先発を回避した。登板は8月18日のナショナルズ戦以来、中8日。粘り抜き、8月3日ロッキーズ戦以来、4登板ぶりの白星となった。今季24試合の登板で11勝7敗、防御率3・41となった。

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