全日本クラブ野球選手権 全足利ク・佐藤翔が攻守で活躍 あす29日決勝で12度目の大会制覇に挑む

[ 2022年8月28日 20:17 ]

全日本クラブ野球選手権・準決勝   全足利クラブ(関東)6―4ハナマウイ(関東) ( 2022年8月28日    大和スタジアム )

<ハナマウイ・全足利クラブ>8回、ソロを放つ全足利クラブ・佐藤翔(撮影・木村 揚輔)
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 全足利クラブ・佐藤翔(かける)外野手が笑顔で仲間とのハイタッチの輪に加わる。20年の都市対抗に出場した強豪ハナマウイを撃破。入部1年目の25歳が攻守で貢献した。

 「思ったより打球が伸びて」と振り返ったのは、4―3の7回2死一、三塁だ。4番・田中の打球は中堅後方を襲う飛球。佐藤翔は背走し、最後はフェンスにぶつかりながら好捕した。泥だらけのユニホームが乾く間もなく、8回にはリードを広げる左越えソロ。「ホームラン賞」としてミズノから新品バット(約2万円)を贈呈されてると「うれしいです」とはにかんだ。

 独立リーグの栃木を昨季限りで退団。年齢を考えての決断も「まだ本気で野球をやりたい」と足利市内の建設会社に入社し、全足利クラブの門を叩いた。

 あす29日に等々力球場で行われる大和高田クラブ(東近畿)とのクラブ日本一決定戦に向け「まだ日本一の経験はないので、全員で勝ちたい」と力強く話した。

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