【大谷翔平と一問一答1】今季最多109球の熱投 7回零封11勝目「最後の3回はしっかり投げられた」

[ 2022年8月28日 09:40 ]

ア・リーグ   エンゼルス2-0ブルージェイズ ( 2022年8月27日    トロント )

<ブルージェイズ・エンゼルス>11勝目を挙げた大谷はナインとタッチをかわす(撮影・大森 寛明)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(28)が27日(日本時間28日)、敵地トロントでのブルジェイズ戦に「3番・投手兼DH」で出場。投手では今季最多の109球を投げ、7回2安打無失点、9三振1四球で11勝目(8敗)を挙げた。防御率は2・67。打者では2打数無安打だった。内容は四球、空振り三振、投ゴロ、四球。チームは2―0で勝利を収めた。以下、試合後の一問一答。

 ――ブルージェイズのエース右腕マノア投手との投手戦は楽しかったか。
 「できれば投げ合いたくはないですけど。良い投手なので。打席でも打てる球が少ないですし。さすがの投球でしたし。自分としても最初の3イニングはあまり良くなかったので。そこから粘れたのが良かったかなと思います」

 ――序盤は球数が多くなったが、どういう修正をしたか。
 「ボールが先行して、自分でリズム崩している感があったので。やっぱりストライク先行、基本ですけど一番大事かなと思います」

 ――シンカー(ツーシーム)を多めに投げて、直球中心に切り替えた。
 「シンカー(ツーシーム)は良かったですね。良い動きしていましたし。まだまだそんなに投げる球種ではないと思うので、直球を使いながらカット、スプリットだったかなと思います」

 ――満員の雰囲気はどうだったか。
 「ホーム、ビジター関係なくやっぱりやりがいがありますし、やっぱり選手冥利に尽きるかなと思います」

 ――チームとして今季16度目の完封勝利はメジャートップタイ。
 「離脱というか、(トレードで)放出された投手も含めてみんな一丸になって頑張っていると思いますし。(ワクチン未接種で)今もカナダに来られていない選手がいる中で、ゲームがつくれているのが大きいかなと思います」

 ――マノア投手も圧倒的な投球だったが、自分のパフォーマンスにつながったか。
 「良い投手なので、本当に1点勝負というか先に点を取られた方がやっぱり不利になっていくというゲームと思うので。粘れたのなかと思う中で、打席でそこまで良い仕事ができなかったっていうのが一つ良くなかったことかなと思います」

 ――新球ツーシームの使う難しさが序盤の制球の乱れにつながったか。
 「ツーシーム自体は良かったと思うので、動きも良かったですし、スピード的にも、コースも申し分なかったと思いますし。どちらかというとやっぱりスライダーの変化が最初の3イニング、あんまりよくなくて、ボール球を見られるケースが多かったので。最後の3イニングくらいはしっかりボール球でも振らせるくらいにしっかりとしたボールが投げられていたかなと思います」

 ――ツーシームがスライダー、カットの曲がり、制球に影響したか。
 「ないですかね。全体的にはそこまで悪くはなかったので。どちらかというと(投球フォームの)動きの問題でそうなってしまっている部分が多かったと思うので。メカニックの部分の方かなと思います」

 ――初めて投げる、ロジャーズ・センターのマウンドの投げ心地。
 「今日はなんかたぶんあんまり良くないコンディションだったと思う。マノア選手含めて。あんまり投げやすそうではなかったので。いつもと違うのかなという印象でした」

 ――残りシーズンは約1カ月。これから投げ続けるために、一番大事なこと。
 「1番はやっぱり睡眠だと思うので。睡眠時間をしっかり確保することが、いいリカバリーにつながりますし。いいリカバリーができれば良いパフォーマンスにつながってくるので。一環してリカバリーは大事かなと思っていますけど、最後の1カ月は体的にもきついと思うので、より大事になってくるかなと思います」

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