阪神・大山、3戦ぶりマルチでコロナ復帰後打率.400!2戦連続の右翼守備もまずまず

[ 2022年8月28日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神5―1中日 ( 2022年8月27日    バンテリンD )

<中・神>初回1死一、二塁、大山が適時遊撃内野安打を放つ(投手・小笠原)(撮影・成瀬 徹)
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 不慣れな右翼守備を任されても、好調な打撃に陰りは見えない。阪神・大山が2安打1打点。勝利につながる一打は、初回に生まれた。

 「追加点というのはいつも考えているので。あそこは打球をはじいたところで、(二塁走者の)近本が走ってくれて、1点を取れたのでよかった」

 ロハスの適時打で1点を先制して、なおも1死一、二塁の好機。小笠原の高めに浮いたスライダーを振り抜くと、遊撃・土田のグラブをはじく適時内野安打となった。先発・藤浪に勇気を与える追加点。8回無死一塁では根尾のストレートを、左前に打ち返した。マルチ安打自体は24日のDeNA戦以来3試合ぶりでも、新型コロナウイルス感染から復帰後の8試合で30打数12安打の打率・400。5番としての存在感を、しっかりと示している。

 「球場によって広さも全然違いますし、照明の位置だったりも違うので。(右翼は)難しさもありますけど、試合に出てやっている以上はしっかり守っています。試合前の練習で外野手に聞いたり、準備してやっていきたいと思う」

 右翼手としては1度の打球処理を無難にこなした。チームの左腕対策でイレギュラーな起用が続くが、最善の準備を尽くすのが大山の流儀。打つことだけが、中心選手に求められる役割でないことを知っている。 (長谷川 凡記)

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2022年8月28日のニュース