巨人、2連敗再び5位転落 2点差8回無死満塁も無得点 吉川2失策が失点直結

[ 2022年8月28日 21:49 ]

セ・リーグ   巨人4-6広島 ( 2022年8月28日    マツダ )

<広・巨24> 4回、ベンチでうつむく原監督 (撮影・光山 貴大)
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 巨人は28日、広島との3連戦最終戦(マツダ)を落として2連敗。借金は7となり、広島と入れ替わって再び5位に転落した。

 滑り出しは順調だった。初回は1死一、三塁。前夜に右膝を痛めて途中交代も、「4番・一塁」で先発の中田がきっちり中犠飛。続く5番・岡本和が左越えに適時二塁打を放ち2点を先制した。

 しかし、先発・赤星が初回から制球に苦しんだ。2死球と四球で2死満塁となると、堂林に2点適時打を浴び同点。3回は坂倉に2戦連発となる2ランを喫しリードを許す。6月23日以来の先発となった新人右腕は、4回の打席で代打を送られ降板。「立ち上がりから四死球を出して点を与えてしまい、初回に先制してもらったのに守り切れず申し訳ないです」とうなだれた。

 4回にポランコの2ランで追いつくも5回、四球と二塁・吉川の失策でピンチを拡大してしまうと、再び堂林が適時打で勝ち越される。6回は2死一、二塁で矢野の二ゴロに吉川が一塁へグラブトス悪送球(記録は内野安打と失策)。その間に二走が生還し2点差となった。

 8回は無死満塁を迎えるも、大城が空振り三振、代打・中島は二飛。失策を挽回したい吉川も空振り三振と逆転の絶好機を逸してしまった。9回は坂本、丸、中田と続く好打順も広島の守護神・栗林の前に沈黙。前夜と同じく4-6のスコアで接戦を落とした。

 3位・阪神が試合前の中日戦で敗れ、差を詰めたかった一戦での敗戦。その阪神に競り勝った最下位・中日とは1.5差と迫られ、29日からは京セラDで首位・ヤクルトと2連戦が待ち受けている。DeNAに3連勝と連覇に向けて相手は再加速中で、主砲・村上は14打席連続出塁中と手が付けらない。残り23戦。激しいAクラス争いを繰り広げる原巨人は正念場を迎えた。

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