プロ初アーチの広島・矢野 初々しいお立ち台に森下&堂林も爆笑「ボール、どこやどこやって」

[ 2022年8月16日 21:54 ]

セ・リーグ   広島5-0中日 ( 2022年8月16日    マツダ )

<広・中>お立ち台で森下(左)、堂林(右)の笑いを誘う矢野(撮影・岡田 丈靖) 
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 広島の矢野雅哉内野手(23)が、16日の中日戦でうれしいプロ初本塁打を放った。

 この日は正遊撃手の小園がコロナで離脱。矢野は1軍に昇格し、即「8番・遊撃」でスタメン出場すると、2-0の2回、1死二塁で中日・柳のカットボールを右翼席へ運ぶ1号2ラン。リードを4点に広げる値千金弾を放ち「必死にいきました。良い反応で打つことができて、ホームランになってよかったです」と飛び跳ねるようにダイヤモンドを一周した。

 この日は佐々岡真司監督をはじめ、菊池涼、小園、野間ら主力、球団スタッフ3人を含め計11人が新型コロナウイルスの陽性判定を受け、試合前練習に参加していなかった島内など7選手を緊急昇格させるなど対応に追われたが、矢野も勝利に大きく貢献した。

 以下は試合後、森下、堂林とともにお立ち台に呼ばれて、緊張からか初々しいコメントを連発。思わず先輩2人が笑ってしまう一幕もあった。

 ―お立ち台の景色はどうですか。
 「え~。いや~、あの、分かんないです。すいません」

 ―チームは非常事態。スタメン出場での思いは。
 「何とか自分のできることをやろうと、気持ちを込めて試合に出ていました」

 ―打球がライトスタンドに吸い込まれる瞬間は。
 「まだ、野球人生で2本目だったので、“入ったかどうか”分からなかったんで」

 ―人生で2本目?
 「はい」

 ―疑心暗鬼でダイヤモンド1周。
 「ボール、どこやどこやって感じで周っていました(笑)」

 ―手応え。
 「手応えはあったんですけど、あそこまで飛ぶとは思っていなかったです」

 ―ホームランボールはどこに。
 「今? どこ? 多分、裏にあると思います(笑)」

 ―ボールはどうする予定。
 「親にあげようと思っています」

 ―ファンへのメッセージ。
 「もう最高です。ありがとうございます!」

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