菅野75日ぶり白星ならず コロナ陽性から1カ月ぶり復帰も6回3失点 打席へ向かおうとして止められる

[ 2022年8月16日 20:14 ]

セ・リーグ   巨人―DeNA ( 2022年8月16日    横浜 )

<D・巨>6回3失点降板した菅野(撮影・島崎忠彦)
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 巨人のエース、菅野智之投手(32)が16日に出場選手登録され、同日のDeNA戦(横浜)で1カ月ぶりとなる先発登板。5回、ソトに勝ち越し11号ソロを許すなど6回6安打3失点で降板し、6月2日のソフトバンク戦(東京D)以来75日ぶりとなる今季7勝目を手にすることはできなかった。

 菅野は7月20日に新型コロナウイルス陽性判定を受け、隔離療養。8月11日に行われたイースタン・リーグ、ロッテ戦(ロッテ浦和)に先発して実戦復帰し、2本の本塁打を浴びるなど2回3安打4失点も「打者に投球ができたことが本当に良かった」と話していた。1軍マウンドは7回途中10安打7失点だった7月18日のヤクルト戦(神宮)以来29日ぶり。だが初回、1番・桑原にいきなり右中間フェンス上部を直撃する二塁打を許すと、犠打で1死三塁となってから3番・佐野の二ゴロで先制を許した。開始わずか5球での失点だった。

 直後の2回には打順が6番に下がって5試合目の岡本和が横浜スタジアム5戦連発となる23号ソロを放って同点。その後は相手先発左腕・今永との投げ合いで1―1のまま進行した。だが、菅野が3回、4回と2イニング連続で3者凡退に仕留めて迎えた5回だった。先頭の6番・ソトに投じた初球の外角カットボールを右中間スタンドに運ばれて勝ち越し点を献上。さらに2死二塁から桑原にフルカウントから真ん中に入ったスライダーを左越え二塁打とされて1―3となった。

 それでも6回は佐野、牧、宮崎のクリーンアップトリオを3者凡退に抑えた菅野。直後の7回、先頭打者として打席が回ると代打・石川を送られて降板となった。2点ビハインドで球数も74球。“まだいける”とばかりに打席へ向かおうとする姿に桑田真澄投手チーフコーチ(54)が慌てて止めに入る場面もあった。

 菅野の投球内容は6回で打者23人に対して74球を投げ、6安打3失点。1三振を奪い、与四死球ともになし、直球のMAXは152キロだった。

 ▼菅野 もっと粘らなければいけませんでした。(5回本塁打の)1点で止められていれば、3点目を与えてしまったことに悔いが残ります。

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