【甲子園】二松学舎大付・布施「逃げずに投げられた」大阪桐蔭に4回1/3を無失点 選抜から成長 

[ 2022年8月16日 19:40 ]

第104回全国高校野球選手権大会・3回戦   二松学舎大付0ー4大阪桐蔭 ( 2022年8月16日    甲子園 )

<大阪桐蔭・二松学舎大付>力投する二松学舎大付・布施(撮影・北條 貴史) 
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 二松学舎大付は大阪桐蔭に零敗を喫し、夏初の8強には進めなかった。それでも2番手で登板した布施東海(3年)が大阪桐蔭打線に対し4回1/3を無失点に抑え、甲子園に確かな足跡を残した。

 出番はピンチで訪れた。先発・大矢青葉(2年)が4回、4点目を奪われ、なおも2死満塁で登板。田井志門に2球カーブを続けて二ゴロに打ち取り、傷口を広げなかった。

 5回は今大会、初めて大阪桐蔭打線を三者凡退。7回も3安打でピンチをつくったが無失点で切り抜けた。

 敗れはしたものの前の試合で25安打19得点の大阪桐蔭を封じ「試合前に相手の打者のタイプとか、どういう打者かというのを知ってから投げられたのが大きい。試合中に逃げずに投げられたのが大きい」とうなずいた。

 今春のセンバツは初戦の聖光学院戦で先発も4回1/3を6安打6四死球7失点。「選抜は監督、仲間に迷惑をかけて申し訳ない結果しか出せなかったので、何とかチームのためになる結果を出せればと思って投げました」と甲子園での借りを甲子園で返した。「監督さんに常にご指導いただいてきたことを少しは出せたのかなと思いますし、試合中に監督さん仲間がかけてくれた言葉を今までより聞けてどっしりというか、堂々と投げられたのかなと思います」と周囲に感謝した。

 ただ、白星はつかめず「勝てる投手というか、仲間を勝たせられる選手になりたい」とさらなる成長を誓った。

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