高津ヤクルト 新オーダーがズバリ!鮮やか“天敵”青柳攻略で連勝 さあVロード再加速だ

[ 2022年8月16日 21:06 ]

セ・リーグ   ヤクルト5ー3阪神 ( 2022年8月16日    神宮 )

<ヤ・神>2回、宮本のバント処理で青柳が一塁へ悪送球(撮影・沢田 明徳)
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 ヤクルトは16日、神宮で阪神と対戦。今季2戦2完封負けを喫していた青柳を新オーダーで鮮やかに攻略。連勝となった。

 14日に連敗を7で止めたヤクルトは、18年6月16日以来4年ぶりに青木を1番起用。山田、塩見、オスナをスタメンから外し、左打者を6人並べた新オーダーが序盤から機能した。
 
 2回、4番村上が四球で出塁すると、5番宮本の投前バントを一塁へ悪送球。さらに6番中村のバントを一塁のロドリゲスが野選で無死満塁。続く丸山の遊ゴロの間に、青柳から今季20イニング目で初得点を挙げる。さらに長岡が、チーム59イニングぶりのタイムリーとなる右前打で2点目。

 「丸山さんが先制点を取ってくれたので楽な気持ちで打席に入れました。追い込まれていたので食らいついて気持ちで打ちました」

 天敵攻略へ、新オーダーの鍵を握る左打者がきっちり仕事を果たした。

 さらに攻勢は続く。3回、2番元山が右中間二塁打。その後三塁に進み、村上の詰まりに詰まった当たりは中前へポトリ。本塁打争いを独走する4番は、一塁で思わず苦笑いを浮かべた。

 「打ったのはカットボールです。良い当たりではなかったが、タイムリーになってくれて良かったです」

 続く宮本が右前打でつなぎ、1死一、三塁で中村がきっちりセンターへ犠飛を打ち上げ、序盤で4点をリードした。

 7回には青木が7月3日以来となる5号ソロで突き放した。

 投げては高梨が6回105球9K。失点を糸原のソロだけに抑え、6勝目を挙げた。

 越えるべき壁を乗り越え、高津ヤクルトが再び優勝へ加速を開始した。

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