【甲子園】九州学院が12年ぶり8強 平井監督「直江がよく投げてくれた」完封の2年生エース称賛

[ 2022年8月16日 12:36 ]

第104回全国高校野球選手権大会・3回戦   九州学院4ー0国学院栃木 ( 2022年8月16日    甲子園 )

<九州学院・国学院栃木>8強進出を決めて笑顔の九州学院・村上慶(右)と直江(撮影・北條 貴史) 
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 九州学院は国学院栃木との接戦をものにし、2010年以来12年ぶりに8強に駒を進めた。

 初回2死二塁から4番・村上慶太が中前に先制打。ヤクルト・村上宗隆内野手(22)を兄に持つ主砲が甲子園初打点をマークした。1-0の7回2死二塁では馬場涼輔(3年)が右前適時打を放ち、貴重な追加点を奪うと、8回にも2点を加え、リードを広げた。

 投げては先発・直江新、捕手・渡辺拓馬の2年生バッテリーが躍動。直江は渡辺のミットめがけリズム良く投げ込み、試合終盤にさしかかる6回から7回にかけて4者連続三振を奪うなど、相手打線を抑えこんだ。

 直江は9回まで相手打線を封じ、完封勝利。試合後、平井誠也監督は「今日は直江がよく投げてくれた。前回は打線が助けてもらった。今度は逆のパターンができたと思います」と笑みを浮かべ「出来過ぎだと思います。変化球でカウントも取れてたしタイミングもずれていたので、そこが前回と違ったと思います」とエース右腕を称賛した。

 打線も先制点に続き中盤以降、欲しいところで追加点を奪い「直江が踏ん張ってくれてたので何とか楽にしてやろう、とずっとベンチで選手が言ってたので集中してつなげたと思います。とにかく我慢して守って流れくるのを待ってやっていこうと。よく辛抱してくれました」と労った。

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